ほのぼの、ほっこり、と穏やかな気持ちで胸がいっぱいになります。
主人公のマコトは妻のアンリや息子のシンイチと幸せな日々を送っている。
これからシンイチが遠足に行くので、『カビゴン』のキャラ弁をアンリが作ってあげるのだという話を聞く。
しかし、アンリが熱を出してしまっているのがわかり……。
キャラ弁を作ることは出来ないマコト。その代り、たっぷりの笑顔になれるような「あるもの」を作ることになります。
果たして、そこに込められたものとは。
これについての答えは、読者が一人一人思い浮かべるのが正解でしょう。小学校の遠足とか、その他の機会で作ってもらったお弁当。
そこに入っているものは、「どんなもの」だったら嬉しいか。懐かしい思い出と共に、「それ」の味が口の中に蘇るかもしれません。