天に続く光輪の隙間

夏の風物詩、お祭り、花火。雑踏と人いきれ、屋台の明かり、大輪の尺玉。みんな、その賑わいときらめきとにばかり目が行くけれど、実は、それぞれの光と光の間には、何もないときと同じ漆黒の闇が挟まっている。屋台の明かりの向こう、人と人の間の隙間、尺玉花火の光点の背景、全部、その向こう、無限のかなたにつながる暗い空間が天まで続いている。河原の土手を上れば、その上は、果てしない星空。自分の周りの賑わいと明るさと、その静寂な暗闇との対比。お祭りも花火も、それを体験しに行く場なのかと思いました。