椎名誠に通ずる、明るい霊との同居生活。

主人公の目が覚めると、そこには見知らぬ美少女(?)がいた。

男からしたら、テンパる事象でしょうな。
しかしこの少女、奇妙なことを言うのです。


「私が見えてるの?」


そこから、小説家の男と、美少女の霊(?)との同棲生活が始まります。




とにかく、文章が軽妙なこと軽妙なこと。
題材はホラーのようですが、文章のおかげでクスリと笑えたり、ふうむと考えさせられたりします。

そして、ラストに少女がこの部屋に現れるようになった原因が明かされるわけですが……



この終わり方、爽やかで好きです。
なんだかちょうど、秋に読むのがぴったりだと思われます。


ご一読を。