第3話 アイアムバード!
バードは絶望した。
この世界に転生したことはいい。
ただ絶望した。
自らのアイコンを模した鳥と遜色ない生物となったことに。
そして自らの息子の変貌に。
それはあまりにも巨大で通常時にも恐ろしい存在感をしている、だがしかし鳥なのだ。
鳥なのだ。
ひとではなく鳥なのだ。
思考は人間のそれでしかも人間とは現時点ではまぐわえないとなると絶望でしかない。
恐らくファンタジー世界なのだから、きっと人化する術も手に入れることもできなくはないだろうが、その手掛かりもない。
そして現れたのはとある戦場、国同士の兵士達がにらみ合う戦場のど真ん中。
「Oh、神よ、私に何をさせようというのか」
そう嘆く言葉をいうには事足りすぎた。
この時に戦場でのバードの出現が後に鳥王の動乱という歴史書に書かれる一種の伝説になるのであった。
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