元も子もないお悩み相談室!

小藤ゆか

ファンタジーは書きやすぅい!!

 ふと気づいちゃったんです。わかってしまいました。どうして小説サイトでこんなに異世界ファンタジーというジャンルが強いのか。多くの筆者さんが「異世界」という現実世界の常識が通用しない舞台で、「ファンタジー」を描くと言う限りなくリアリズムから遠い創作ばかりをしているのか。それが書きやすいからです。


 どうして書きやすいかと言うと、魔法があるからです。ファンタジーの読者は、特に説明しなくても作品世界に魔法が存在しているという前提です読み進めてくれます。


 唐突に「魔法で」というようなフレーズが登場しても、「なんじゃそりゃ」となって本を閉じてしまうリスクが低いんです。だって、ファンタジーですから。そういうものですから。嫌なら手に取らなければ良いんです。


 それで、魔法で物語を動かすのがオッケーとなると、何が起きるかはもうお分かりだと思います。なんでもありです。


「なんか魔法で世界が滅んだ」っていう1文が小説の中に登場してきたとしても、面白いならそれでいいんです。


 筆者は経験したことしか書けない、みたいな説は一般的に語られていますが、魔法を使えば、経験してないよくわからないことはすっ飛ばして書くことが許されちゃうんです。意味が分かりますか、この怖さが。


 自分の知らないことをわざわざ調べたり取材したりしなくても、わちゃわちゃと魔法だなんだで誤魔化して先に進んでもオッケー!ファンタジーってそういうジャンルなんですよ。それは違うと考える人は堅実な創作を続ければよいと思います。


 まとめ

 ファンタジーには魔法がある!書き方が分からない事柄は魔法でごまかそう!

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