友情の形

暴力的な問題児マコトとタケシの交流。
タケシが無邪気な分、マコトの異質な日常が鮮明な対比になります。マコトの事情を知り、タケシは胸を痛めます。

そんなせっかくの交流と思い出でしたが、物語はいよいよクライマックスへ……

マコトの父がクズ男なのはわかっているので、もうこの展開でよし!とつい思ってしまいましたw

結末はぜひお読みください。
個人的には、マコトは父についてどう思っているのか、自分のような環境の人たちのために奮闘しているのか、あるいはああなる前の父や母を救いたいのか、聞いてみたいです。

友情と周囲の淡い関係の奇跡が描かれた非常に温かい物語でした。

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