第6話ふたりの おんな
シラコさまでんせつを たよりに そうさを ひろげると シラコさまとよばれる うらないしの そんざいが うかびあがる とうきょうを またいだ けんの やまあいの さんそうにすむ じょせい うらないしが いるという オダとキノシタは その シラコさまを たづねたが しきちないは だんしきんせい のため キノシタは そとの くるまで たいきした オダは あんないの しょろうの じょせいに あんないされて へやに はいった
そのへやは 8じょうほどの いたのまで へやは ゆかも てんじょうも かべも すべて しろく ぬられ ナワのような もので まるくあまれた ざぶとんが ふたくみ おかれている オダは しずかに へやを みわたした キュウブの なかに とじこめられた ような かんかくが する まども しょうめいも ないが あかるい はいってきた いりぐちは ひきどで どあの はじと かべの はじが ピッタリと あわさり いちまいの かべのように みえる しらなければ でぐちのない へやに みえる
オダが はいっときとは はんたいの かべがあいて みこの すがたをした しょうじょが はいってきた ひとめで シラコと わかった
オダ「はじめまして けいさつの オダと もうします」
みぶんしょうめいしょを みせる おだに シラコは しずかに ほほえみ
シラコ「そまつですが ざぶとんを どうぞ」
と すわることを すすめる
シラコ「あしは くずして ください シビレますから」
みためは 15〜16さいの シラコだが ことばには みょうな おちつきがある みそじをすぎた じぶんより おちつきが ある
オダ「さっそくですが きむら つよし さんを ごぞんじ ですか?」
シラコ「おつきあい してました かれは だいじょうぶと おもって いましたが・・・ガマンできないと」
オダ「レイプされたんですか?」
シラコ「かれの こういは レイプとは おもっていません とても ざんねんに おもいます でも わたしには どうにも できないのです かなしい ことです」
オダは いいようのない かんかくに とらえられている じぶんより かなり わかい むすめと はなしているのに まるで はるかに としうえの みぶんの たかいひとと はなして いるような かんかくだ
オダ「3にんに りんどうの こやで レイプは されましたか?」
シラコ「されました めづらしい ことでは ありません きにしては いません」
オダ「では きむらさんも ふくめて 4にんが どうなったのか ごぞんじ ですか?」
シラコ「はい としをとって なくなられた のでしょう」
オダ「くわしく うかがいたいの ですが」
シラコ「おそらく トキエさんの はなしを きいてからの ほうが りかいしやすいと」
オダが とおされた かべがあいて あんないしてくれた じょせいが はいってきた
トキエ「しつれい いたします トキエと もうします」
トキエは ゆかに ちょくせつ せいざして すわり あいさつした
トキエ「シラコさまの おはにしを きくまえに わたしの たいけんだんを おはなし いたしましょう」
そういって トキエは はなしはじめた
トキエがまだ 25さいの とき トキエは ちほうとしの ふうぞくで はたらいていた はたらかされていた の ほうが ただしいかも しれない できのわるいヒモからにげたが ヒモと ヒモのなかまと ふたりに おわれて つかまった つかまったのは こうがいの てらだった じゅうしょくは じょうちゅうして おらず ほうじがあると とかいから そうりょが はけんされてくる ちいさな てらで つかまったとき たまたま シラコが にわの そうじを していた おとこが シラコを つかまえ
おとこA「しずかに しねーと こいつが どうなるか わかるか?」
と トキエを おどした おとこたちは トキエとシラコを ほんどうに つれこみ ふたりとも おかした シラコを おかしつづけた おとこAは まんぞくすると
おとこA「いいからだ してるぞ どうだ おまえも」
と トキエのヒモにいった
ヒモ「ロリコンじゃネ゙〜よ」
と ヒモがことわると
おとこA「ションベンしてくる」
と ほんどうを でて そのまま えんがわから ションベンを はじめた
ヒモは わらいながら そのこうけいを みていた トキエは おかされた シラコを みると シラコは はだかのまま さめためで ションベンを する おとこを みている トキエも おとこを みると きもちよさそうに ションベンする おとこの すがたが どんどん ふけていき しらがあたまになり シワがふえ せなかも まがり そのまま えんがわから おちて しんだ ヒモは パニックになり なにやら さわいで にげだした シラコは みずばで おかされた ところを みずで あらい ふくを きた シラコは まだ ハダカのままでいる トキエに
シラコ「いっしょに おいでよ にげたいんでしょ」
と こえを かけた
トキエ「それいらい わたしは シラコさまに おつかえして います」
そういって トキエは むかしの しゃしんを みせた トキエが 26さいの ときの しゃしんだというか
となりに うつる シラコは いまと かわらない
トキエ「シラコさまは としを とらない しょうこの しゃしんです」
オダは しんじられなかったが たしかに しゃしんの しょうじょは シラコである
オダは メールで おくられてきた シラコさま でんせつを おもいだす
オダ「みんかん でんしょうの シラコさまとは あなた なんですか?」
シラコ「ざんねんながら ほんとうだ わたしが このからだに なったとき まだ しょうとくたいし さまが ごぞんめいで あった」
オダ「しょうとくたいし???」
シラコ「わたしは にんぎょに だまされて にんぎょの シラコを のまされた そのとき わたしは じんじゃの みこでな しょうがい おとこと まじわることなど ないと おもっていた だから ふつうに みことして じゅみょうが きたら しぬのだと おもっていた ところが しんせいなる みこを おかす ふらちものが おってな じゅみょうを のばされて しまった あまになれば おかされまいと しゅっけした じだいも あったが それでも おかされた わたしを おかした おとこの のこりの しゅみょうは わたしの じゅみょうになる 50ねんの じゅみょうの おとこが 20さいで わたしを おかせば のこりの 30ねんは わたしの じゅみょうになる つまり いまから 30ねんは としを とらないのだよ じっさいには その30ねんを つかいきる まえに ほかの おとこが おかすので わたしは きょうまで としを とらせて もらえない いったい いまの わたしの しゅみょうは なんさいなのか?
じぶんでも わからない 」
オダ「それが ほんとうなら あなたは 1300さい?」
シラコ「かなしいのは あいするものに だかれても おなじに なることだよ スキなひとには だかれたい だろ?」
オダ「まー おんなですから」
シラコ「わたしも おなじさ でも だかれるときは しにわかれるとき なんど うんめいを のろったか きむらも いいひと だったよ わたしは にんしんは いやだからと くちで やってたけど かれは 『できたら おれが めんどうみるから』って クルマの なかで・・それが さいごさ」
シラコは とおくを みつめて いるようだった
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