Too Much Pain

矢田誠一

第1話

現在、涼しい、クーラーの効いた、扇風機の風の中で、文章を書いている。

 今日、仕事に行きたくなかった………。

 煙草もない、ガソリンも、ランプが、点滅してる中で、昨日、食べたものと言えば、きゅうり1本と、お茶漬けのもとを、水で、溶かし、それくらいかな?

  炊飯器のご飯は、毎日の暑さで、3日経てば、日本酒の原液の様に、どろどろに腐っている、毎日…………。

  今日の仕事は、あの某派遣会社だ。

  行かなければ、ペナルティーが、増える………。

  14:00、なんとか、仕事に向かった………。

  ペットボトルに、2Lのペットボトルに、水を、たっぷり入れ………。

  煙草の無い、休憩時間……。

   10分………。

  キレて、帰りたかった………。

  何度も………。

  なんとか、我慢できた……。

 しかし、最後は、トラックに、荷物が、入り切らず、何人かで、持ち帰った………。

 アパートの不要品の整理の仕事だった………。

  汗は、滝以上に、出た。

  僕と同じ、歯の少し、欠けた、同僚の笑顔が、鼻につくし、悲しい………。 

  管理人さんに、17:00、怒られながら、18:30くらいに終了………。

  僕は、某派遣会社の終わりのQRコードを読み込むと、その場を、直ぐに、離れた………。

  現在の日本は、悲しいくらい、貧乏だ。

  よく、歯の欠けた職人と出会う。

  僕は、絵描きと小説家をしているので、自由の効く、その日暮らしのバイトの連続………。

  仕事が終わり、コンビニで即座に、金をおろそうとする………。反映されてない。

  そういう時、ガンガン、ATMを叩きたくなる。

  じっと、我慢する………。

  何分かして、ATM に反映されると、缶コーヒーと煙草を、買う………。

  外に、今日の職人さん達、全員が、コンビニで、たむろってた………。 飲み物と煙草を、口に入れる為に………。

  僕は、仕事が、終わって、即座に帰った為、

  その集まりが、気まずく、しかし、昨日からの、1本目の煙草と、缶コーヒーを、口に入れる………。

  『お疲れ。』そんな、言葉が、飛び交う中、

  僕の吐いた煙草の煙を、今日の仲間達が、嗅いだのか……その場は、直ぐに、解散となった………。

 僕の、煙草の煙は、1日か、2日、あまり食べてない匂いでも、したのか………?

 解散となった………。

  Too Much Pain.

 はみ出し者達の遠い夏の伝説が、

  廃車置場で錆び付いてら

  灰色の夜明けをただ黙って駆け抜けて……

  貴女に会いに、行けたらな………

  

  思い出す 月明かりに濡れた

  人気のない 操車場で

   それぞれの痛みを、抱いたまま、

  僕ら必死で、わかり合おうとしてた……

   歯ぎしりをしながら………

   

 日本の職人さん達は、その場の気持ちだけを、表に出せば、多分、全員、キレて、毎日、帰りたいのだろう………。

 金の為、仕事の責任の為、その日の生活の為と………、目的は、様々………。

  しかし、必死で、仕事を、終わらせようとしたり、暑さの為、倒れる者は、いないか、と、休憩を、多めにとったりと、忙しい………。

  そんな中、さっさと、仕事が終わり、帰った、僕の煙草の煙を嗅いだ、今日の仕事仲間達は、何もほとんど、食べてない、僕の口から吐く、煙草の煙を嗅ぎ、何故か、その場は解散となった………。

 今は、クーラーのガンガンに効いた、部屋で、執筆している。セブンスターソフトパックを、吸いながら………。

 そして、時々、普段、仕事で会う女の子の事を思い出しながら、呑み屋のねーちゃんのラインの返信をする………。

  あいつ………食べれてんのかな………?と………

  『何日に、行けたら、同伴する』と、返信………。

  Too Much Pain.

雨の様に流れる夏の汗を背に………。

  

  

  

  

 

 

 

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