第6話「Ur home:あなたの店」

20XX年4月8日15時39分。喫茶店『CAFETERIA 4696』。


「そこの女!!!こっちへ来い!!」

「私ですか・・・???」

「当たり前だろ!!!いいか???下手な真似でもしてみろこいつの頭がはじけ飛ぶぞ???」

「わかったわかった。下手な真似なんてしないから・・・・。」


中村さんが金を詰め終わって犯人たちに渡した。


「ええじゃないか・・・。じゃあ、そこの女・・・。脱げ・・・。」

「え???」

「もう金は集め終わっただろ。さっさと・・・。」


バン!!(犯人が銃を発砲する音)


『なにしてやがる!!!!上林を放せ!!!!』

「【狗王全力(ワンダフル)】」「【爆炎鳥】」「【猿神光鏡(ハヌマンライト)】」

「ふは!!!」


そこにいたのは、大上さん、天野さん、毛利さんたちだった。

三人が戦ってくれたので犯人たちは速捕まった。


20XX年4月8日16時18分。喫茶店『CAFETERIA 4696』。


「まぁ・・・。金も取り返しはできたしよかったんじゃないか・・・。」

「そうだな。芽衣ちゃんけがはなかった???」

「はい!!大丈夫でした!!」

「それはよかった・・・。またなにかあったら連絡してね・・・。」


そういって皆さんはそれぞれ帰っていった。私も今日は上がらせてもらった。



20XX年4月8日18時21分。上林の家。


プルルルルルルル(電話が鳴る音)


「はい。もしもし、上林です。」

「あぁ、もしもし、中村です。さっきは大変だったけど大丈夫そう???」

「っはい、特にけがもなかったので・・・。」

「わかった。お詫びと行ったら変なんだけど。店長がね。ご飯行かないか・・・。って言ってるんだけどどう???」

「ご飯ですか・・・!!!行きます!!!どこへ行けばいいですか???」

「OK!!!じゃあ、迎えに行くから待っててね!!!」

「え??あ???はい!!!」


20XX年4月8日18時26分。上林の家。


ピンポーン!(インターホンが鳴る音)


扉を開けると中村さんだった。


「やっほぉ!早いでしょ???じゃあ、いこうか!!」

「はい!!」


車に乗ると女性が座っていた。


「君が芽衣ちゃんだね???」

「はい!!上林芽衣です。」

「よろしく、そしてさっきは大変だったね。ごめんね。」

「大丈夫です。店も壊れてなさそうだったので・・・。」

「うんうん。どこか行きたい場所はある???」

「社長・・・。それよりも自己紹介・・・。」

「あぁ、忘れてた。私の名前は、山神初夏(やまがみういか)って言います。一応社長だけどみんなからは店長って呼ばれてます。」

「よろしくお願いいたします。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

九十九異能者物語 “瞑猽” 白木飛鳥 @Shiraki_aSuka

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

参加中のコンテスト・自主企画