夏花火、きみの記憶を抱きしめて ♯3
柊野有@ひいらぎ
001 朋輩の 亡き魂を
----------------------------------------------------------------
戦地の夜景 故郷の夏の日
----------------------------------------------------------------
焼け落ちる空の下、救えなかった命。
遠き土地の夜は、子どもの頃の「夏の日」と
重なる。
線香花火の落ちていく火の玉、蝉しぐれ、
あつい陽射し、夕暮れ。
願ってやまないその国には、もう
戻れなくなった、亡骸を弔う。
なんの、ために。
命が消える風景と、巡る景色が、
私の中でつながっている。
——今、ようやく日常に戻り、
君の隣で思い出す。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます