図鑑No.011:ミラ・アカノ (紅蝶の昇華姫)






 ──「ここからは妄想界の進化譚。つまり、危険度は跳ね上がるってことだ」


 胸の『江戸っ子鼓動』が再び高鳴る。

 ページを開いた瞬間、蝶の羽音が耳の奥で響き渡った。

 その姿は──紅と蒼、二色の蝶の化身。


 彼女の名は「ミラ・アカノ」。

 赤い蝶ブラ・アカノが進化し、さらに幻想的な姿へと昇華した存在だ。




https://kakuyomu.jp/users/kaede-san/news/16818792440441939601

(*ミラ・アカノのイラスト)



 ■ 分類名:艶姿顕現型・超妄想進化精霊


 ■ 種族分類:妖蝶の女王(進化体)

 ・ 出現地:ゴクトーの身の回り

 ・ ランク:S級幻装精霊



 通称:「蒼穹に舞う、紅と蒼の蝶女王」

    「幻夢の舞姫」



 ■ 発動条件

 •危険察知× 甘美な香気 × 視覚刺激

 •発動確率:極めて高い(特に夜明け・夕暮れ時に増幅)


 ■ ステータス

 HP:120 → 女王の威容にふさわしい生命力。

 MP:250 → 赤蝶の魔力を凌駕する、蒼と紅の二重奏。

 STR:70 → 優雅にして強靭。羽ばたき一つで敵を薙ぎ払う。

 DEX:95 → 美と俊敏を極めた蝶舞。

 INT:88 → 魔装の秘儀を知る聡明な女主。

 SEXY値:∞ → 見る者はただ跪くしかない。


 

 ■ スキル一覧


 【蒼紅蝶舞(そうこうちょうぶ)】

 紅と蒼の蝶が舞い、敵の精神を支配する。魅了率120%。


 【女王の抱擁】

 胸元に抱かれた者は、甘美な魔力に包まれ、生涯離れられなくなる。


 【進化の証(アカノ・エクリプス)】

 紅蝶ブラの力が昇華し、漆黒すら取り込む進化奥義。


【真昼の変容】

 太陽の下でもその力を失わず、むしろ強化される。

 本来夜行性である蝶精の常識を超えた存在。




 ■ 外見特徴

 •青のバトルドレスに包まれた妖艶な肢体。

 •髪には赤と青の蝶を象った羽飾り。

 •背後には常に数匹の蝶が舞い、光を纏う。

 •瞳は紅玉のごとく輝き、視線だけで相手を捕縛する。




 ■ 内面/キャラ性

 •語り口は挑発的でありながら、どこか慈愛的。

 •一度心を許すと、相手を包み込むように守護する。

 •ただしその優美さの裏には、戦闘時に冷酷さを隠し持つ。



 ■ 神代魔法との関連

 •関連呪式:「蒼紅召喚陣バタフライ・ゲート」

 •発動時、紅と青の蝶が次元を裂き、幻影の軍勢を生み出す。




 ■ 発動魔法候補

 •「蝶幻舞踏」:蝶の羽音で敵の感覚を惑わせる。

 •「蒼紅結界」:二色の結界を展開、敵の攻撃を吸収する。

 •「幻蝶葬華」:無数の蝶に姿を変え、敵を包み込み消し去る最終奥義。




 ■ 備考

 •赤い蝶ブラ・アカノの進化系であり、より高位の妄想精霊とされる。

 •その美貌と力に魅入られた者は、蝶の群れと共に永遠の夢に閉じ込められるという。

 •図鑑の記録者鼓動曰く「常に発現できる“進化妄想体”」。




 ■ 図鑑メモ


 「蒼き羽は夜を裂き、紅き蝶は心を燃やす……。彼女こそ、アカノの最終進化形態。見惚れた瞬間に、魂を蝶の群れへ連れ去られるだろう」

 ⸻ 妄想観測者・ゴクトー


「紅と蒼の蝶が舞い上がった瞬間──旦那の脳内は完全に支配された。

 これ以上進化したら、現実を食い尽くすかもしれねぇ」

 ⸻ 江戸っ子鼓動(妄想記録より)




 ミラ・アカノ、その舞はまだ“前奏”に過ぎないという噂もある──。








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