図鑑No.01:江戸っ子鼓動(エドッコ・ビート)






 ぱらり、と一枚めくった瞬間──

 俺の脳内に稲妻、背後で爆発、そして謎の江戸っ子が笛を吹く。

 「へいへい! ここからが本番だよ旦那!」

 ……いや、たかが図鑑だろ? なんで毎回こうなるんだ俺の妄想。



https://kakuyomu.jp/users/kaede-san/news/16818792436420802563

(*ゴクトーの“心臓”が生んだ妄想キャラクター)


 ※発現は主に緊急時や妄想世界の転移時




■ 分類名:


・ 妄想心臓型・衝動媒介精霊(ハート・リフレクター)




■ 通称:


・ “鼓動の番人”

・ “ゴクトーの中の良心”

・ “控えめ過激派”

・ “旦那の危機管理センサー”




■ 外見特徴:


・ 額にハチマキ、はだけた半纏、真っ赤なハート模様の炎を背負った小柄な男。

・ 赤提灯のような輝きを放つ心臓の「火芯(コア)」が胸元に浮かぶ。

・ 表情は控えめだが、眉が常に汗をかいている。

・ 出現時、赤い拍動音と共に、背景に和太鼓のSEが響く。




■ 内面/キャラ性:


・ 口癖は「旦那……」「ドキドキドキドキ!どいとくれ!」

・ “控えめで丁寧”だが、内心は誰より熱い。

・ 妄想が暴走する直前に「揉み手+苦笑い」で現れる。

・ 現実を保とうとする最後の砦でもあり、最初に壊れる心でもある。

・ 現れると大体ろくなことにならない。




■ 出現条件:

• 妄想負荷の蓄積。

• 感情の過剰高揚(鼓動が限界突破)

• 赤絹シタギor非常用侵入グチ、その他セクシー妄想キャラ視認。

• 妄想世界と現実世界の境界が溶けかけた時。




■ 神代魔法との関連:

• 触媒呪式「心臓の火(エドッコ・フレイム)」

 →妄想世界へ踏み込む際、鼓動が揺れると自動発動する補助式。

• 警告魔法「鼓動震雷(ビート・サンダー)」

 →妄想暴走の兆しを感じると、鼓動が稲妻音とともに閃く。




■ 備考:


・ 妄想キャラでありながら、実は「ゴクトーの最奥の感情層」に直結している。

・ 江戸気質だが、妙に察しが良く、時折泣きそうな顔で現実から目を背けようとする。

・ 「旦那……あっしの出番は……」などのセリフが人気。

・ “妄想世界の案内役”として、『ごしんぞうさん』とペアを組むこともある。




◆図鑑メモ(ゴクトー私的コメント)◆


「アイツが揉み手して現れたらもう終わりだ。……俺の中の“現実感”が逃げてる証拠だからな」

⸻ゴクトー(閑話『心臓が喋った日』より)





ページを閉じても、神代魔法の囁きは止まない。妄想は、いつでもそこにある。


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