第13話 ブルーファと一緒に

「金龍勇者の日常」


第13話 「ブルーファと一緒に」



ブルーファ(7歳): な…なんでてめぇらの家で過ごさなきゃいけねぇんだよ!?(家の中で暴れる)


ハウナ(7歳): でもすごい人と修行できるんだから良いじゃない!


ブルーファ(7歳): 確かに強くなりてぇけど…、別にあのガキなんか全くすごくねぇ!ただのバカだ!


音: バキッ!(家の壁が壊れる音)


ブルーファ(7歳): な…なんだ!?(音がした方向を振り向く)


マイラ(5歳): (壁の近くに立っていて)やばい、また壊しちゃった!


ハウナ(7歳): あらら…。


ブルーファ(7歳): ほら!やっぱりこいつバカだ!(マイラのほうを指差す)


ハウナ(7歳): 別にマイラはバカじゃないよ〜。(壊れた壁のほうに近付いて壁に触れる)


(ハウナが壊れた壁に触れると壁が元通りになる)


ハウナ(7歳): これで大丈夫だよ!


マイラ(5歳): ありがとう!


ブルーファ(7歳): コイツら普通じゃねぇ!(逃げようとする)


マイラ(5歳): (ブルーファの目の前に来て)ねぇねぇ、君ブーメラン使うの上手だよね?


ブルーファ(7歳): (立ち止まって)そ…それがどうした?


マイラ(5歳): ブーメランの使い方教えてよ!


ブルーファ(7歳): はぁ…?


(マイラ達は外に出て、モンスターを探す)


マイラ(5歳): えっ!見せてくれるの!?(ブルーファの速さに合わせながら走る)


ブルーファ(7歳): ああ!まずはてめぇは見学しとけ!(全力で走っている)


マイラ(5歳): (心の中: この人…、もうちょっと走るスピード出ないのかな…?すごく遅い…。)


ブルーファ(7歳): (全力で走りながら)はぁ…はぁ…、走るのめんどくせぇからもう飛ぶか!(いきなり立ち止まって、背中に生えているコウモリの翼を広げて飛び立ち、猛スピードで飛ぶ)


マイラ(5歳): (飛んでいるブルーファを追いかけながら)(心の中: さっきよりちょっとスピードは上がったけどまだ遅いな…。)


アキセ(7歳): (鼻歌をしながら歩く)


(マイラとブルーファが一瞬でアキセを追い越す)


(すごく強い風が吹く)


アキセ(7歳): な…なんかいきなりすごい強い風が吹いてきたな…。(マイラ達が通った事に気付いていない)


(マイラ達は広くて何も無いところに来る)


ブルーファ(7歳): (地面に着地して)よし、それじゃあまずは俺が投げるところ見てろよ!


マイラ(5歳): うん!分かった!(心の中: どのくらいスピードが早いのかな…?)


熊のモンスター: グァーーー!!(ちょうどいいタイミングでマイラ達のほうへ走って近付いてくる)


ブルーファ(7歳): おっ!ちょうど来やがったぜ!(ブーメランを取り出す)


熊のモンスター: グァーー!!(ブルーファに襲いかかろうとする)


ブルーファ(7歳): これでもくらえ!(ブーメランを勢いよく投げる)


(ブルーファの投げたブーメランが熊のモンスターに向かって猛スピードで近付いてくる)


熊のモンスター: グァー!?(ブーメランで首を切られて姿を消す)


マイラ(5歳): (心の中: あっ…、意外と遅い…。)


ブルーファ(7歳): どうだ?上手いだろ?(マイラのほうを見る)


マイラ(5歳): すごい!ブルーファはよくブーメランを使いこなしてるね!(一応褒めてあげる)


ブルーファ(7歳): おぉ!ありがとな!(ブーメランをマイラに渡して)よし、じゃあ次はお前の番な!


マイラ(5歳): うん!分かった!(ブーメランを持ってモンスターが来るのを待つ)


熊のモンスター達: グァーー!!(集団でマイラのところに近付こうとする)


ブルーファ(7歳): お…おい、この数は俺がやろうか?


マイラ(5歳): いや、やってみる!(ブーメランを構えながら目をつぶる)


熊のモンスター達: グァーー!!(集団でマイラに襲いかかろうとする)


マイラ(5歳): ……。(目をつぶりながら動かない)


音: バチバチ!(マイラの周りに電流が発生する)


ブルーファ(7歳): な…なんだ!?(電流に当たらないようにする)


マイラ(5歳): (目を開いてブーメランを勢いよく投げる)


音: バリバリ!(マイラの投げたブーメランに電流が発生する)


ブルーファ(7歳): は…?(驚いて固まっている)


(マイラの投げたブーメランが猛スピードで熊のモンスター達に近付いてくる)


熊のモンスター達: グァーー!!(一瞬でマイラのブーメランで全員の体が真っ二つに切れ、姿を消す)


(ブーメランがマイラのほうに帰ってくる)


マイラ(5歳): (ブーメランをキャッチしてブルーファのほうを見る)ねぇねぇ、どうだった?


ブルーファ(7歳): ……。(驚いた顔をしながら固まっている)


マイラ(5歳): あれ?ブルーファどうしたの?(ブルーファの頬に少し触れる)


ブルーファ(7歳): (いきなり動いて)あっ!えーっとなぁ〜、結構できてるが俺のほうがまだ上だ!


マイラ(5歳): じゃあ見せてよ!


ブルーファ(7歳): どうしてもか…?


マイラ(5歳): うん!見せて!


ブルーファ(7歳): あ〜、ちょっと俺肩が痛くなってきたなぁ〜。(肩を支える仕草)


マイラ(5歳): そっか…。じゃあいつか見せてくれる?


ブルーファ(7歳): あ…ああ!絶対に見せてやるからな!(焦る)


ハウナ(7歳): (空飛ぶホウキに乗りながらマイラ達のところに来る)2人とも〜!ご飯できたよ〜!


マイラ(5歳): やったー!(喜ぶ)


ブルーファ(7歳): ふん、別にお前の作ったご飯なんかいらねぇよ!


ハウナ(7歳): へぇ〜、別にいらないなら空腹でも生きられるってことだね?じゃあ2人で食べとくねー!(ホウキに乗りながら戻る)


マイラ(5歳): (走りながらハウナについて行く)


ブルーファ(7歳): 空腹で生きられるわけねぇだろ!(マイラ達を追いかける)


マイラ(5歳): (ハウナについて行きながら)(心の中: 僕よりブルーファのほうが強いのか…。勝てるように頑張らないとね!)


(1年後…)


(ハウナ姉ちゃんが何かの理由で攻撃魔法を使えるようになったから毎日の修行が楽しくなってきました!)


ハウナ(8歳): 「カミ二ーナ」!(杖をマイラのほうに向ける)


音: ドガン!!(マイラとブルーファのところが爆発する)


ブルーファ(8歳): うわっ!?(何とかギリギリ爆発を避ける)


マイラ(6歳): (爆発を余裕に避けて、高くジャンプして上からハウナに剣で攻撃しようとする)


ハウナ(8歳): (上を見て)すごい!めっちゃ高くジャンプしてるね!でもね…。「ソーゾゴウル」!(杖を上のほうに向ける)


音: バリバリ!(マイラの上から雷が落ちてくる)


マイラ(6歳): !!(落ちてくる雷を避けていく)


ブルーファ(8歳): なんなんだよその魔法!?(慌ててギリギリ雷を避ける)


マイラ(6歳): (雷を全部避け、ハウナに剣で攻撃しようとする)


ハウナ(8歳): す…すごい!でもまだまだ!(杖を地面に向ける)


マイラ&ブルーファ: ???(どんな魔法を出すか分かっていない)


音: ズゴゴゴゴ…!(地面が浮き上がる)


マイラ(6歳): やばいな…。(剣を構える)


土の巨人: グァーー!!(地面の下から出てきて大声を出す)


ブルーファ(8歳): なんだこいつは!?


ハウナ(8歳): 私が作った土の巨人!どう?可愛いでしょ!?


土の巨人: グァーー!!(マイラに攻撃しようとする)


マイラ(6歳): !!(土の巨人の攻撃を避ける)


ブルーファ(8歳): 全く可愛くねぇ!


ハウナ(8歳): そっかー。残念…。でも、土の巨人は強いから2人とも頑張ってね!(杖を振り回し、土の巨人を操る)


土の巨人: グァーー!!(マイラのほうへ走ってくる)


マイラ(6歳): 頑張ってみる!(土の巨人のほうへ走って土の巨人に攻撃しようとする)



次回 第14話 「修行中に…、何してるの!?」

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