私は私なのですよドゥューアンダースタァァァァァァァん?
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結局言葉遊びなのさね
ある男が酒で脳を浸して2人の男に絡んでいる。
っからさぁ!性格診断受けるとマイペースだの自己中だの言われるわけよフザケンナやボケ!ハゲ!あ?性格診断なんて始めて規定されたがってんのはお前だろってあぁ!ハゲが!」
「俺は禿げてねえ」
🎵私は私であり 彼は彼女であり 彼女は彼であり
どうやらこの男はbgmすらも気に食わないようだ
「ったいんっだよこの曲はぁ!ああ?自分が自分であることくらいとうの昔からしってんだよってゴルァ!」
「その曲は最近流行ってるんですよ。二番の歌詞は一転して・・・おっちょっと聴いてみてくださいよ〜」
🎵私は私でなく 彼は彼でしかなく 彼女は彼女のままで
「ほら、自分を疑い始めるんですよ。いやー自己理解の過程って感じでいいですよね〜」
「っせえわ!!!クソジジイ!!!ボケ!!!髭なんか立派に生やしやがって。んっ!だよふざけでのか、私は私であり?そごじゃねえだろ!!っから先が大事だってんのに・・ああ?この曲二番までじゃあねえがぁふざけろ!」
「最近の流行を感じますね。」
「俺はまだボケてねえ」
「てめぇにってねえんだよハゲボケ加齢臭付き亭主がよお!っんなんっから娘に嫌われんだロハゲ!!!」
「それを言ったら戦争だろうが!」
この店の亭主と酒クズがカウンターから乗り出そうとした時、町中に異質な警報が鳴り響く。
【理解試練が始まりました。】
それは人類が知らない言語であった、しかし何故か理解できてしまう。
【己のこと、他人のこと、あるいはもっと特別な人のこと、それを理解しているかたのみ生き延びてください。】
【これは人類のための、又生命の進化のための大量虐殺です。】
突如怪物が湧き始める、店の中にも一匹。
突如増えた客に店長は動じない、調理場にいる長年連れ添い続けている妻と見つめ合うと怪物は苦しんで灰となった。
「なんかやばいのも湧いてきたし帰った帰った、今日は店じまいだよ。」
「馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前この先きのこってやるよこの野郎あぁ!なにすんだ金払ってねぇだろうがよハゲ野郎。んなっ店潰れちまえ!」
「美味しかったですよ。また来ます。まあ生きていれば、ですが。」
店を出ると怪物が一匹、
「この羽虫は私が駆除しておきましょう。なにせ、私は私のことを
そう語ると、立派な髭を生やした紳士は一振りして埃を払うと何処かへ歩いていった。
さて一人残された男は、まだまだ喋り足りないらしくたわごとをほざきながら、千鳥足で大通りを練り歩く。
まさにパニックホラーが始まっている大通りを歩きながら、男は独りごちる。
「っからさぁ・・・そこじゃねんだわぁ、ぁあ
っからさぁ、つまりさぁ私が私のことを知ってるのわぁはぁ〜どうでもいっいわけよ、問題は私について知識的な理解がないわけよぉ・・・おぇっ」
そんなアルコール臭を漂わせた男にも、怪物たちは律儀に群がる。増えてゆく観客のなか、男は演説をやめない。
「あ"ーっきりしたあ・・・そこよ、自分は自分を理解してるけどなにも知らねんだわ、全部言語化できるわけないだろふざけんな!!ああ"っ!思い出したらムカついてきやがったっ!滅べっ!なぁにが2600年前だよフザケンナ!滅べっ!テメェらも散れっ!俺はなんにもわかんねんだよボケがっ!」
群がる怪物を踏み潰しながら、顔真っ赤な男はこう叫んで爆散した。
「理解なんてできるわけねぇだろうが!!!!」
蛇足 この爆発で怪物は絶滅したらしい
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