綺麗は汚い 汚いは綺麗
- ★★★ Excellent!!!
これは、反転と魅了の物語です。
語り手の始めた話は、途中で変化します。
そこで読む者は理解するでしょう。
彼が、どんな人物かを。
物語が進み、彼が出逢う奇異な存在。
その外見のあり様は、陽が落ちるとともに変わります。変わって見えます。
あたかも、陽の下では赤潮と呼ばれるものが、夜には夜光虫と称されるように。
語り手が、会社で興味を持った対象に〝したこと〟
そして、出会った何かに気を惹かれて〝されたこと〟────
散りばめられたメタファーが幻想の恐怖へと誘う。夜の海の怪奇譚です。
どうぞ、ご堪能くださいますように。