刹那の雲と、10年前の君
バットエンド
君を乗せた雲
酷く青い空、縦に伸びてる煙の跡は、あなたが地球にいないことの証明
離れてく地球ときみに背を向ける ずれてくきみとわたしの時間
どこまで征くのだろう、一緒に見ていたあの星まで行くのだろうか
見上げたら青く地球が浮かんでて、きみがこちらを見てる気がして
「月にいるよ」って言われたってさ、「こちら地球、雲が2人を隠してます」
遠ざかる、地球は小さな点になる。わたしの時間は変わらず過ぎる
あの夏の夜にあなたと見上げてた思い出が、今年の夏も忘れられない
届けてよ、電波。メール、見てるよと伝えるために。往復二年の良い旅を
地球から遙か離れた惑星できみに最後に電波を送る
メールが届いた。十年前の青春の、今もまだ真ん中にいるあなたから
刹那の雲と、10年前の君 バットエンド @daspita
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