土用の丑の日

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（238文字）

　お昼前に読んで失敗しました。
　もうおなかが空いて空いて。

　こちらの作者様には毎度のことながら飯テロに遭わされています。
　が……今回は特にヤバい。
　香ばしさや照り、ガワと身の食感の違いなどなど。

　本作の魅力は食べ物だけではありません。
　七百字足らずながら、店先で描かれる主人公とツレ。
　食事風景を切り取った一コマの中で、関係性が煙のように漂ってきます。

　決めました。
　なにがなんでも食べます。
　今日中に。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（58文字）

確かにあんなにやばい煙はありません。
一度、その匂いを嗅いだなら
後はその匂いにやられてしまいます。

しかし
あまりにも魅惑的なので
離れることができず
年一で、人によっては、もっとの頻度で
常習してしまうのです。
危険です。

茜シリーズの新作かと思ったら、
エッセイでした。

とにかく、うなぎが食べたくなるエッセイです。
今はうなぎが高い…
今年は食べられない…
そう思っている方は、
是非ご一読下さい。
今日か明日には、うなぎが食卓に並んでいることでしょう。

てっきり、土用の丑の日（ウナギ食べるぜ）をテーマとしたショート・ショートだと思って読んだのですよ

いやー、あいかわらず、作者様は料理の描写がお上手だなぁとか思いながら
これは、作者様のどのキャラクターカップルのエピソードかなぁとか思いながら

あとで、エッセイ・ノンフィクションジャンルだと知り、呆然

なに、この甘い時間
うな重のタレって、甘辛じゃないの？
辛いは、どこいった？？

エッセイとして読んでください

土用の丑の日の幸せに、乾杯

でもウナギ食べたいですよね。
飯テロです。
読んでて涎が出ます。
ウナギだけじゃありません。
仕方がない。明日は妻に頼んでウナギにしよう。

　なんとナチュラルに、飯テロをしてくる作品だろうか……

　土用丑の日。その日を飾るものと言ったらなにか？
　もちろん、「うなぎ」ですね。

　うな重についての描写がとにかく美味しそう。そして、お店でうな重を食べようと思うと、待ち時間が長くなるのは仕方のないこと。

　食通として知られた故・池波正太郎先生もうな重を食べる時は、「待ち時間」も楽しむのが通なのだとエッセイを書いておられた。
　
　本作でも「出来上がり」をどのようにして待つのかというこだわりにも触れられていて、やっぱり「待ち遠しさ」も含めて味わうのがうなぎなのだな、としみじみ感じさせられました。

　うなぎ。やっぱり美味しいですね…続きを読む

盗まれたのはわたしの心でした

売店のパンを食べていてこの描写は強烈です
匂い、味すべて想像できる

ひらがげんないと宮本先生は飯テロリストです

カリオストロの秘密など目じゃありません