リズムガーデン・リフレイン ー新たなる鼓動ー

第5話：真紅の壁、襲来

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@RefrainBeat_KANA 2025/06/20 16:00:00 JST

#プロのバンド #クリムゾンシールド #ドキドキ

今日はいよいよ新しいバンドがリズムガーデンに来る日！

プロを目指してるって噂だから、どんな音なんだろう…！

ちょっと緊張するけど、楽しみ！

@CrimsonShield_Official 2025/06/20 16:30:00 JST

#新拠点 #リズムガーデン #本格始動

本日よりリズムガーデンスタジオでの練習を開始する。

ここから更なる高みを目指す。

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怜は受付にいた。

新しいバンドの予約が入っている。

「クリムゾン・シールド」。

プロを目指す女性ロックバンド。

彼女たちの資料には、

確かな実力が記されていた。

怜は淡々とその資料に目を通す。

特別な感情はない。

ただ、新たな音が、

このスタジオに加わる。

それだけのことだった。

いつものコーヒーを一口。

微かな苦みが口内に広がる。

今日は、いつもより

少しだけ緊張感が漂う。

【プロのオーラ、リフレインの緊張】

ガチャリとドアが開く音がした。

カフェスペースに、

クールで洗練された雰囲気の

女性たちが現れた。

ボーカル＆ギターの神崎 晶、

ベースの氷室 楓、

ドラムの鳴海 律架、

キーボード＆コーラスの朝倉 薫。

プロを目指すバンド、

「クリムゾン・シールド」のメンバーだ。

彼女たちの佇まいには、

明らかに異なる「何か」があった。

空気がぴりりと張り詰める。

リフレイン・ビートのメンバーは、

その圧倒的なオーラに、

思わず息をのんだ。

奏が「うわ…オーラが違う…」と

呆然と呟く。

響はごくりと唾を飲み込んだ。

まるで、別の世界の存在のよう。

怜は、そんな彼女たちの反応を、

無表情で見ていた。

内心では、その反応は

想定内だと思っていた。

【圧倒的サウンド、実力差の衝撃】

クリムゾン・シールドのメンバーが

スタジオへと入っていく。

スタジオのドアが閉まり、

わずかな静寂が訪れた後、

隣のスタジオから、

爆音とも言えるほどの

パワフルな演奏が漏れ聞こえてきた。

彼らの代表曲『Crimson Sky』だ。

壁を揺るがすような

重厚なベースライン。

鋭いギターリフ。

そして、鳴海 律架が繰り出す、

正確かつ豪快なドラム。

怜は、その音に、

わずかに眉をひそめた。

リフレイン・ビートのメンバーは、

その圧倒的なサウンドに、

立ち尽くしていた。

奏が「え、すごい…全然違う…」と

呆然と呟く。

響は鳴海 律架のドラムに圧倒され、

「私たち、やばくない？」と焦る。

梓咲は無言で腕を組み、

その音の構成を分析しようとしている。

結月は、プロの技術の高さに、

目を見開いていた。

怜は、そんな彼女たちの焦りを

遠巻きに感じていた。

彼女の視線は、

手元の書類に落ちている。

【先輩バンドの登場、礼儀と威圧】

しばらくして、

クリムゾン・シールドのリーダー、

神崎 晶がスタジオから出てきた。

彼女はまっすぐに受付へ向かい、

眼鏡をかけた怜に、

深々と頭を下げた。

「お世話になります」

その丁寧な物腰に、

リフレイン・ビートのメンバーは

「かっこいい…」と見とれる。

怜は無言で頷き、

晶の顔をちらりと見た。

晶の目には、

音楽に対する揺るぎない情熱と、

怜へのかすかな好奇心が宿っていた。

怜は、無表情のまま、

彼女たちにスタジオの使用説明をする。

言葉は事務的だ。

しかし、その声には、

どこか相手を試すような響きが

微かに混じっていた。

クリムゾン・シールドのメンバーは、

淡々とその説明を聞き、

再びスタジオへと戻っていく。

その背中を見送りながら、

怜は冷めたコーヒーを一口含んだ。

新たな刺激が、

このリズムガーデンに

もたらされようとしていた。

それは、怜自身の心を、

微かに揺り動かす、

静かな嵐の予感だった。

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@RefrainBeat_KANA 2025/06/20 19:15:00 JST

#プロの音 #圧倒的 #頑張らなきゃ

クリムゾン・シールドさんの練習、すごかった…！

隣のスタジオから聞こえてくる音に、体が震えちゃった。

私たちも、いつかあんな風に…！

@CrimsonShield_Official 2025/06/20 20:00:00 JST

#新拠点 #リズムガーデン #本格始動

リズムガーデンスタジオでの練習を開始。

環境も良好。ここで更なる高みを目指す。

オーナーの神楽坂怜氏には感謝する。

@RhythmGarden_Ray 2025/06/20 20:30:00 JST

#新陳代謝 #成長の兆し #まだ遠い

新しい血が入ったか。まあ、悪くはない。

だが、まだまだだな。

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【次回予告】

響：「文化祭ライブ、もうすぐじゃん！」

梓咲：「しかも、私、熱出ちゃった…最悪…」

奏：「ええーっ！？じゃあ、ベースは…？」

怜：「…仕方ないな。貸しだからな」

次話 第6話 緊急事態！天才の代打