何かが満たされたと思った時、そこには見えない歪みと軋みが潜んでいる。 それに気づく時、それは人を追いやり、あるいは背中を押す。 調和と違和の間で、欠けた心を持つ者はその先に進むことができる。 その先がいったいどのようなものであるにしろ、止まることなどできないのだから。 序盤で手を止めるのは勿体ないのでぜひ先まで読んで欲しい作品。