TS転生者、気まぐれにより転生先で無双していたら英雄になっていた
ゆみ
第1話 英雄の話
地球では無いまたこの世界線でもない、異世界の酒場でこんな話が始まった。
「お前知ってるか?」
『何を?』
「10年前、ここらにいた英雄の話だ」
『なんだそりゃ、酒の飲みすぎでおかしくなったのか?』
「いや、嘘じゃねぇよ、その英雄は剣を振るい、魔法を放ち時には傷を癒した」
『職ってのは、ひとつのはずだが?』
「そいつはなんだってできたんだってよ」
『酒の肴にはなりそうだ聞かせてくれよ』
「いいぜ、聞かせてやる、その男は黒い仮面に黒いマント、悪役みたいな格好して登録した、冒険者だった」
『まるで英雄とは呼びがたいな』
「まぁまぁ、話を戻すぜ、そいつはな初日にcランクまで上がったんだそうだ」
『ありえないだろう、gランクからそこまでにどれだけの壁があると思ってんだ』
「最初は、俺もありえないと思っていたさでもな、そいつはBランクの魔物を、息切れひとつせずに倒したんだ」
『なんでそいつが倒したってわかったんだよ、嘘の可能性だってあるだろ?』
「そこが肝なんだ、そいつはその時森にいた、王女を救っちまった」
『なんだって?、いやありえないだろう王女にだって護衛がいるはずだ』
「お忍びだったんだろうよ、馬車が襲われもうダメだって時に、そいつは来た。剣を一振、それだけで戦いは終わったんだ」
『すげぇじゃねぇか』
「それだけじゃない」
「そいつはことある事に人を救った10年前現れた魔王の存在がまだ知られていなかった時、不自然に強くなる魔物から大勢の冒険者や人々を救ったのさ、その中には、騎士団長やs級の冒険者はたまた、正教会の娘なんかも居たそうだ」
『優しいやつなのかでも、英雄と呼ばれるにはちと足りなく無いか?』
「その通りだ、もう1つ偉業を成し遂げたからそいつは英雄と呼ばれた、この国を救ったのさ」
『国を救った?』
「そう国を救ったのさ、ある日、この国に魔物がやってきた、魔物の大群がな」
『待てよ、それは勇者の話じゃないか、魔王を5年前倒した、勇者の話』
「それが違ったのさ、そいつは剣に手を置き、居合の構えをした」
「次の瞬間、魔物は首を切られた」
「”全て”な」
『は?ありえないだろそんなこと』
「有り得たんだよ、だが普通にはありえないだからこそそれを勇者の功績にして民を安心されるっていうのが国王の言ったことだそうだ」
『だから、英雄か』
「でもその英雄は、その魔物の大群を倒した後忽然と姿を消したんだ」
「だから人々は呼んだのさ、不可能を成し遂げる、無償で人を救い、突然姿を消した
そんな人間を英雄と、、、」
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なんか突然アイデア浮かんだので書きました
あと安心してください、TS女主人公無双ものです
しかも百合!
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