妖魅と過ごす日々、また楽しからずや
- ★★★ Excellent!!!
体を壊した主人公が、在宅勤務に専念するために住み始めた、築百年を超える日本家屋。
そこには三体の「妖魅」たちが「主」を待ち受けていた。
日記形式で綴られる、妖魅たちとの日々が、静かで流麗な文体で淡々と描かれる作品。
その日々はまるで予定調和のように自然な流れを成していくが、ここに来て何か不穏な空気が屋敷内に漂い始める。
物語はこれから本格的な展開を迎えると思われるが、先ずはこの怪しく楽しい日常に浸ってみてはいかが。