九十九異能者物語 “暗堂”
白木飛鳥
第1話「配属先決定」
20XS年4月1日8時55分。神奈川県警大会議室。
「以上をもって、新人警官配属発表を終了する。各自、配属先に出向き挨拶をして任務にあたるように。」
「あの!!私とか何名か呼ばれてない気がするんですが!!!」
「安心したまえ、呼ばれなかった署員は本会議室で待機しておくように!解!」
といって、呼ばれなかったのは俺を含む6人の署員たちだった。
しばらくすると強面な警官と5人くらいが入ってきた。
「待たせてすまない。私の名前は清宮醍醐(きよみやだいご)だ。神奈川県警察犯罪異能者取締係横浜課の課長をしている。まずは、入職おめでとう。」
『ありがとうございます。』
「そして君たち6人は警察学校で優秀な成績を収めてきたと言われている。そのため、本年から発足したこの神奈川県警察犯罪異能者取締係横浜課に配属だ。ここに立っている署員たちは課のメンバーだ。自己紹介をしなさい。」
「私の名前は、服部蔵馬(はっとりくらま)だ。よろしく頼む。以前は、大阪府警にいたが転勤してきたんだ。土地勘はないがな・・・。」
「銅羅楠木(どうらくすき)です。服部さんに呼ばれたのでここへ来ました。」
「お前そんな緊張すんなよ・・・。」
「すいません。」
「じゃあ、3年目組も自己紹介してくれ。」
「わかりました。酒場亮一(さかばりょういち)です。自分はそんなに戦闘向きではないんでよろしくお願いします。」
「嵯峨火趙(さがかちょう)だ。世間では『天ノ剣聖』だなんて呼ばれてはいるが、気軽に接してくれ・・・。」
「私の名前は、堤下華美(つつみしたはなび)よ。相談じゃなくても気軽に話してね!!」
「田中明悟(たなかみんご)だ。まぁよろしく頼む。」
『よろしくお願いします。』
「そうしたら、新人組も自己紹介をしていただきたい。じゃあ、左の君から。」
「わかりました。氷川武蔵(ひかわむさし)です。昨今、異能者たちが犯罪に加担したり巻き込まれたりしていると聞きました。頑張って働きます!」
「鹿島常陸(かしまひたち)です。しっかりと働いて平和の横浜ができるように頑張ります。よろしくお願いします。」
「寒川相模(さむかわさがみ)です。地元神奈川を守れてとても光栄です。ここで働いて安全に暮らせるようにがんばります!」
「浅間甲斐(あさまかい)です。みなさんよりは能力が使えないかも入れませんが頑張って追いつけるように頑張ります!!」
「山神初夏(やまがみういか)です!バリバリ働いて平和でゆったりしていける生活を市民や県民が暮らせるように努めます!」
最後に自分が立って挨拶をした。
「豹洞路武(ひょうどうみちたけ)です。犯罪者を取り締まって犯罪のない街を目指せるように頑張ります。」
20XS年4月1日9時12分。神奈川県警察犯罪異能者取締係横浜課
「女性陣は、今日は事務仕事をしてもらう。今後のことなどは、堤下に相談などはしてくれると頼む。」
「男の子たちは??もうパトロールしてもらうの???」
「酒場、嵯峨、田中はそれぞれバディを組んでもらい、もう午後から出動してもらうから。」
「なるほど??組み合わせは???」
「能力的に酒場は氷川君と、嵯峨は鹿島君と、田中は豹洞君とだ。」
「了解しました。」
「じゃあ、3人ともしっかりとパトロールしてきてね。」
『はい!!』
俺の警察人生が始まった。
この物語は、豹洞路武を主人公として進む物語である。
とても長く、暗く、残酷な話があるかもしれないがいずれ闇は通り抜ける。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます