第8話 台所に、ヘビ~!!

限界集落チックな地域では、夏は玄関や窓などは、開けっ放し。

家人が居なくても、施錠なしな、お宅がほとんど。


当然、色々な生き物が

「おじゃましま~す。」とは言わず、こっそり入って来る。


ムカデ、ゴキブリ、バッタ、コウモリ、くも、ネズミ。

などなど。


中でも、最も困るのが、ムカデとヘビ。

ムカデは夜になったら

天井から、ボトッと落ちて来る。

頭の上とかに。


奴ら、ぜったい狙ってる。

体温のある者を狙ってると思う。(個人見解)


以前、台所の水道ひねったら、蛇口から出て来た。

体長20cmはあろうかという奴が!

しかも、絶叫する私の指に絡みついて

噛みやがった。(もう、半狂乱)


限界集落の水道は、公共浄水道ではなく、山水を引き入れていたりする。

蛇口ひねったら、オタマジャクシがぽろぽろ出て来たりも、あり。


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暑い日、そうめんゆでて、水にさらしていたら、

その水の中に、棚の上に乗せている筈のラップやらが、

手元の水の中にぽとぽと落ちて来た。

『???』

不思議に思って、その棚を見上げたら。


目の前、5cmの位置に、鎌首もたげたヘビの首があった。

ラップを置いてた棚に、登って来ていたのだ。


そうめん茹でた、熱々の湯気が当たったのに、怒ったのか??

シャーッって、キバ出して怒ってるし!!!


『ひゃああああああああ!!』


そうめんなんか、知らん!


食べたい人が、作れ!!


一目散に、逃げた。


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