魂の重さは何グラム

間川 レイ

私の魂の重さは何グラム

個人的に尊敬している児童作家のはやみねかおるさんが、かつて書くのが上手くなりたいなら日記でもいいし、なんでも良いから書くよう仰っておられたので、何か書いていこうかなーと。それに最近色々近況ノートとかにも書き散らしてますし、だったらこっちに書いても同じかな、と思いまして。


ちなみに余談ですけど、はやみねかおるさんの作品めちゃくちゃ良いですよ。夢水清志郎シリーズとかはミステリ作品として非常にワクワクしながら読みましたし、怪盗クイーンシリーズは非常にドキドキするアクション?ものでした。大人になった今読んでも面白いです。良書の条件は再読に耐えうるもの、なんていいますけど、その条件で行くなら間違いなく夢水清志郎シリーズや怪盗クイーンシリーズは良書です。映像化されているものもあるので良ければ是非。めちゃくちゃおすすめです。


夢水清志郎シリーズも怪盗クイーンシリーズもマイバイブルと言っても過言ではないぐらい読み込みましたし、今の読書習慣を形作ってくれた、大恩ある作品ですが、個人的には夢水清志郎シリーズが一押しです。夢水清志郎シリーズと、シャーロックホームズあたりがミステリ沼に落ちるきっかけだったので。なんだったら人生初の2次創作は夢水清志郎シリーズだったぐらい愛している作品です。


夢水清志郎に対する愛は無限に語れるのですが、今回はここまで。


表題の私の魂の重さは何グラム、についてですね。人間の魂の重さは21gって言うじゃないですか。でも本当に私の魂の重さは21gなのかなぁと思うこともあるこの頃です。何gが足りないんじゃないかなあ、なんて。だって私には、人として足りてない機能がいくつかあります。例えば他人を恋愛的な意味で好きになる機能とか。


私は生まれてからこの方、他人を恋愛的な意味で好きになれたことがありません。恋愛的な意味での好きと言う感情を理解はできます。推測もできます。多分こんな気持ちなんだろうなあ、みたいな。胸が焦げ付くような気持ちなんだろうなあ、と考える事はできます。


でも、主観でその気持ちを味わったことがありません。ライクはあってもラブにはなれません。ライクだと思っている子が私以外の誰かと付き合っても、別になんとも思えません。ふーん、そうなんだでおしまいです。まあ、その結果私と遊んでくれなくなったらそれはそれで寂しいですけど、それがラブなのかと言われると疑問符です。もとより他人に興味が薄いだけ、と言われたらそうなのかも知れません。


でも、私はずっと気になっていることがあります。私は初めからこうだったのか、後からこうだったのか。昔のことはあんまり覚えていないとはいえ、やっぱり気になります。もし、後からこうなったのなら、何がきっかけだったのかなと言うのは知りたい所です。心当たりはないのか、と聞かれたら、あるとは答えますけど。とはいえ、私は最初から21gの魂を持って生まれたのか、それとも少し足りずに生まれたのか。それは聞いてみたい所だなあ、なんて思っています。


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