軽い気持ちで始めたVRゲーが現実のデスゲームに!?
- ★★★ Excellent!!!
VRゲーム『魔法少女げぇむ』を友達と楽しんでいた主人公・千紗都に一通のメッセージが届く。
ラスボス討伐を目標としたさらなるゲームへの招待状。
死亡してしまうとゲームオーバー。だがクリアした者のどんな願いも叶えるという。
軽い気持ちで参加したゲームが思わぬ深刻な事件を引き起こして――。
『魔法少女げぇむ』は、あどけないタイトルからは想像もつかないほどシリアスな展開で幕を開ける。
本物の魔法少女となった千紗都たち参加者は、VRではない現実で死と隣り合わせの戦いへと引きずり込まれていく。
魔法少女たちの前に立ちはだかるのは、一般人には見えないファンタジー世界のモンスター。
しかし恐ろしいのはそれだけではない。彼女たちには“プレイヤーキル権”がある。
仲間だと思っていた者が敵になる可能性も否定できないのだ。
願いを叶えられるのは一人だけなのか、それとも協力は許されるのか――ルールすら曖昧なまま、少女たちは生死を賭けた過酷なゲームに挑む。
未成熟な心を抱えた少女たちが極限状況の中でどのような選択をし、危難を乗り越えていくのかが本作の大きな見所。
市街地で繰り広げられるモンスターとの戦闘と並行して描かれる、少女たちの心の葛藤と複雑な人間関係が物語に深みを与えている。
魔法少女×デスゲームを題材にとったエンタメでありながら、重厚な人間ドラマを楽しめる一作だ。