今日も喉が渇く
やわ田
第1話 出会いのかけら
彼女との出会いは夏の始まる6月の下旬。 スイカが美味しい季節である。 気温も30℃越えが多い。暑くて暑くて仕方がない。
田島裕希。
27歳 独身で、
現在は羽山高校の社会科担当で
教員をして、三年目である。
急いで、四時間目の授業の準備をして2年生の教室に向かう途中だった。暑くして暑くして早く、廊下には居たくないよなそして早く教室に行きたい気持ちだった時、
あるあんまり喋っている記憶がない生徒にある手紙を渡された。
その生徒は渡した瞬間どこかに消える様に、何も言わずに行ってしまった。
渡された瞬間に思った。
「あの子誰だっけ…」
とついつい言ってしまうような、最初に思ったことだ。
「あ、やべ授業遅れる」
そんなこともありながら、授業に気を囚われて手紙を渡されたことに忘れて、お昼の時間になった。
職員室は教室と違って冷房が効いていて、汗だくの首に涼しい隙間風が入るあの感じ。
あれが最高の時間。
そんなことも思いながら、手紙を渡されたことに気づく、
「あ、そうだった… 何故俺に渡したんだ?ラブレター…?」
あんまり関わりないよなと疑問に思いながら ファイルに入れてあった手紙を開ける。
書かれているのは、
「田島先生へ
こんにちは、相談したいことがあって、手紙を書かさせて頂きました。
実は私、ストーカーにあってます
………………
」
一気に最高だった瞬間から一気に全身の対応を奪うような感覚だった。
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