注釈

 誤解を招くところやわかりづらいところもあるかもしれませんので、鮫足……いえ、蛇足かもしれませんが少し注釈させてください。


【第三首】(鰓孔は……)

 欠刻とはサメの尾ビレにある切れこみのことです。チャームポイントといいましたが、ほとんどないサメもいます(そういうサメが可愛くないというわけではないですよ!)。


【第五首】(サメなんて……)

 はんぺんにはサメ肉が使われていることもありますが、ほかの魚の肉が使われていることもあります。


【第六首】(アザラシと……)

 サメはアシカやオットセイやアザラシと間違えて人間を襲うことが多いといわれていますが、それ以外の理由で襲うこともあるようです。

 サメは一般的なイメージほど危険ではありませんが、ホホジロザメ、イタチザメ、オオメジロザメ等、危険性のある種類もいることはたしかです。海水浴やダイビング等でそういったサメに遭遇したときは、くれぐれもご注意ください。間違っても、「サメちゃんサメちゃんキュートなサメちゃん~」などとサメ撫で声で近づいたりしてはいけません。


【第十三首】(バカザメだ……)

 これはウバザメを詠んだものです。簡単に捕らえられてしまうため、「バカザメ」と呼ばれることもあるそうです。また、文字数の関係で「ネッシーの正体」としましたが、正確には「ニューネッシーの正体」。「ニューネッシー」とは、1977年に日本の船が引き上げた生物の死体の通称です。


【第十六首】(好きでしょう?……)

 チョウザメは「サメ」という名前がついていますが、チョウザメ目チョウザメ科の硬骨魚類で、サメとは全く別の種類です(サメは軟骨魚類)。


【第十七首】(サメの絵を……)

 サメの尾ビレは垂直、尾ビレが水平なのはイルカやクジラやシャチです。



 私はサメの専門家ではなく、まだまだフカんぜんな一介のサメ好きにすぎませんが、これを読んでくださった方が少しでもサメに興味を持ってくださったら嬉しいです。

(真夏も極寒にする!)



参考資料:『世界のサメ大全』めかぶ/著・イラスト 田中彰/監修 SB Creative 2022年出版

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サメ短歌二十首 ハル @noshark_nolife

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