第9話 狩りの腕前
予定通りの時刻に、予定通りのポイントに到着。
自称騎士団の方々が、手早く炊事の準備を整え、天幕の設置作業を行なってくれている。
川のすぐそばなので、煮炊きや肉の処理に必須の水は潤沢に使える場所である。
「地図で言うと、今はここだよ。木に隠れて見えないけど、南東の方にある山は鉄鉱石の鉱山だから、覚えておいてね」
「わかりました。努力します。わからなくなったら、また教えて頂けますか?」
「勿論だよ。いつでも聞いてね。ツェツィーリアは体幹が良いし、もう少し練習したら一人で乗れるようになりそうだから、いっそのこと、君専用のコンパスや、他の携行用品も作ってみようか」
「ありがとうございます」
「何を揃えるかは僕の方で勝手に決めちゃうけど、何かデザインに希望があったら教えて」
「わかりました」
「それじゃあ、大体の説明も済んだし、これから狩りに行くけど……どうする? 拠点で待つ? それとも一緒に行く?」
「同行してもよろしいのですか?」
「普通の令嬢なら置いていくべきなんだろうけど、ツェツィーリアなら平気そうだし……生き物を殺すことになるし、もし気分が悪くなったりしたら、すぐに言ってね。引き返すから」
「わかりました。よろしくお願いします」
そんな訳で、お昼の準備を進める方々とは別れ、再びアルバンの馬に乗せてもらい、森の中に入る。
途中までは馬で進める程度に人の手が入っているようだ。
森の管理をしてくれているのであろう、木こりの親子に行き会って、道を譲って貰う。
彼らはこちらを視認するとすぐに立ち止まり、被っていた帽子を取って、頭を下げた。息子であろう、幼い男の子も、父に手を取られ、同じように帽子を取っているが、騎士が珍しいのか、口をポカンと開けて、キラキラした目で馬上の騎士たちを見ている。
同行していたハインリヒが人懐こい明るい笑顔で軽く少年に手を振っている。
彼の鎧は特別だ。
曇りひとつなく磨き上げられていて、形が他の騎士とは少し違う。胸に騎士団の紋章が刻み込まれていて、一目で彼が騎士団長だとわかる。
今もって彼は、民衆にとっては、フリートホーフ北方騎士団長なのだろう。たとえ、もうこの国に、制度としての騎士が一人も居なくなったのだとしても。
「ああいうのを見ると、軍への移行が正解だったのか、わからなくなるよ」
「国全体にとっては良いことではあるでしょうが……割り切るのは難しいですね」
「アハ! アルバン様が権力の力で、この辺境伯領だけでも騎士制にしてくれても良いんですよ!」
横からニュッ! とすかさずハインリヒさんが現れるが、声が明るいのに目が笑っていない。むしろギラギラしている。
こっ、この人、隙あらばアルバンから言質を取って名実共に騎士に戻る気まんまんだ……!
なるほど、考えてみれば、元騎士で軍人への転換を余儀なくされ、未だ騎士へ戻ることを切望している人々も少なくないのだろう。
そもそも、冴えない地方の弱小騎士団ならなるのも難しくはないが、強く評判の良い騎士団ほど倍率が高く、実力と共に人格審査も厳しくなるもの。名門騎士団は狭き門なのだ。
努力の果てに、誇りを持って騎士となったのに、いきなり騎士制度が撤廃されて、軍人になれと言われたら、話が違うとなるだろう。
アルバンの頓知のような機転でハインリヒさんは残留を決めたが、他の騎士団では、軍への入隊を拒否し、騎士団のうちに職を辞した歴戦の老騎士の話も珍しくはない。
「……アルバン様。ふと思ったのですが、ハインリヒさんの意見にも一理あるのでは? 我が領地は国防の要。いざという時に人員補充をして貰えるというのは利点ですが、騎士団制度ですと基本的に領民の中から志願者を選ぶ形になりますし、スパイが入り込みにくいのでは?」
「それは僕も考えたよ。国全体としては軍の方が良いんだけど、うちの領地のことだけを考えるなら騎士団の方が都合が良い。ただ一方で、フリートホーフ北方騎士団は強すぎるから、一旦解体するべきじゃないかって意見もあった。それに関しては、王室への貢献が評価されて、解体は免れたんだよ」
「そんな経緯があったのですね。では、アルバン様の考えとしても、我が領地に関しては、騎士団制の方が使い勝手は良いという認識で合っていますか?」
「合っているよ」
「……北方騎士団を再編成して、それとは別に中央の軍部から何人か駐在員を選んで各地に配置、というのはどうでしょうか?」
数秒間のシンキングタイム。
アルバンが会話の途中で無言になる時は、凄まじい勢いで実現に向けての道筋を考えてみている時だ。
「なるほど。ただ、それだとこちらが中央の監視を受けることになるから、情報の流出が起きるね」
「敢えて情報流出経路をそこに絞り、こちらで操作するのも可能では?」
「うちが安定している内はそれも示威行為になるし、良いとは思うけど……いや、悪くないのか。少なくとも、僕たちの代では問題が起きない。白銀が三人居る国にわざわざ戦争を仕掛けるとは思えないから、内乱が起きない限りは武力を誇示した方が得なのか……。」
とうとうアルバンが、馬を止めて黙り込んでしまった。
振り向くと、難しい表情をしている。
眉間に少し皺が寄って、傷跡に引っ張られて奇妙にクシャッとなっているが……この人、真剣な顔をしていると本当にかっこいいな?
普段は私に対してハァハァしていたり、卑屈でどんどろりんと暗くなっていたりするのに、仕事のことを無心に考えていると傷込みで凛々しい。
傷なんて数日で見慣れるものなんだから、いつもそういう顔をしていれば女など選びたい放題だったろうに。
と、思うが、今更離婚されても私が困るだけなので、敢えて口を噤んでおく。
「王太子殿下の即位後、情勢が安定したら提案してみよう。法律上では自警団の扱いになるかも知れないから、給料は僕が出すことになるけど、自由に使えるようになるなら悪くない出費だ」
アルバンが口にした途端、ハインリヒが雄叫びを上げた。
ウォオオオオオオ! と、本当に大型の獣や魔獣が咆哮を上げるように空に向かって叫ぶ。
ハインリヒの急な叫び声に驚いてか興奮してか、彼の馬までもがいななきを上げ、単騎で爆走し始めてしまった。
驚いていると、疾走する馬上でハインリヒは鞍の上に立ち上がり、槍を構えて森の木々の間へと飛び込んだ。
「ハ、ハインリヒさんが壊れてしまった」
「あー、うん。あれはね。元から。喜びが振り切れてはいるけど、ハインリヒはね、あれが標準だから」
「でっ、ですが、あの、おち、落ちていますがっ」
「まあ死んでないでしょ。ハインリヒだし」
「えぇ……?」
アルバンだけでなく、他の同行者の皆さんも全く動じていない。
安全の基準がおかしい。
これが騎士の実情だというのか。
目を白黒させていると、アルバンが馬を進めて、ハインリヒさんが落下したところまで行ったところで、森の中から、降り積もった枯葉や草をガサガサ掻き分けて、槍を掲げたハインリヒさんが例のやたら爽やか朗らかな笑顔でやってきた。
「仕留めましたよ〜!」
槍の穂先には、血の滴る大きな猪が。
額のど真ん中から背骨に向かって槍でひと突きにされて絶命しており、その猪がぶら下がった槍を軽く肩に乗せる形で、頬に返り血を付けたハインリヒさんが爛々と光る目でこっちに歩いてくる。
笑顔が綺麗すぎるのにそんななので、思わずヒュゴ……と息を呑んで、ついアルバンの袖を掴んでしまう。
「アハ! たまたま居るのが見えたんで、やっちゃいました! よく太ったのが居て良かったです! このハインリヒ、アルバン様は勿論、ツェツィーリア様がお望みとあらば、この山の獣、全て仕留めてご覧に入れます!」
「ハインリヒ、ツェツィーリアが怯えているから、とりあえずお前、離れてて」
「拝命致しました。それでは、こいつを煮込みにするため、ひと足先に戻らせて頂きます!」
「はぁ……いい。好きにしろ」
「有り難き幸せ!」
意気揚々、口笛を吹いて馬を呼び戻すと、ハインリヒさんは猪のぶら下がった槍を掲げて戻っていった。
恐らく、他の仲間たちに、将来騎士団が復活するかも知れないぞ、と教えに行くつもりなのだろう。
……私は、とんでもない騎士を解き放ってしまったのではないだろうか?
「ツェツィーリア、き、きみ……僕よりも、ハインリヒの方が怖かったの?」
「ええ。もちろんです」
「僕は怖くないの?」
「怖くない、と、思います。たぶん」
つい、アルバンの袖を掴んだままになってしまっていた。
余りにもハインリヒさんがヤバい状態だったので、卑劣にもアルバンを盾にしてしまったことは反省しよう。
ハインリヒさんは忠実な騎士だ。私たちに対して攻撃することなどあり得ないというのに、失礼な真似をしてしまった。
猪を獲ってくれた人に、私はなんて酷い態度を……。
などと考えていたところ、アルバンからギュッと抱き締められてしまった。
アルバンが、背中を曲げて、私を真上から覗き込むように顔を見てくる。視界が暗い。
「ぼっ、僕のことを、信頼してくれているんだねっ……! うっ、嬉しいよっ……!」
また始まってしまった。
息が、すごく、生暖かい。
不幸中の幸いなのは、アルバンは口臭がしないので、まだそこまで不快ではないという点だ。
尤も、まだマシであるというだけで、ご遠慮願いたいことに変わりはない。
しかし、アルバンの方が力が強いし、これをどうこうできる自信は無いので、されるがままにハグされ撫で回されるしかないのである。
ご遠慮願いたくはあるが、物凄く嫌、という程でもないので。
「アルバン様」
「な、なにかなっ……!?」
「そろそろ、鹿を仕留めに行かなくては、昼食に間に合いません……!」
「そうだった。時間が押しちゃったね。今仕留めるよ」
どうやらスムーズに呼吸を戻してくれたらしい。
アルバンは軽い感じで言うと、馬から降りた。
「魔法を使うから、ツェツィーリアはヴェールをしっかり被って、防護してね」
言うが早いが、森の方に目を向ける。
何を見ているのだろうと同じ方向を伺えば、一頭の鹿の影が見えた。
逆光で、シルエットしか見えないが、角の形状からして牡鹿だろう。雌ではない。子連れでもない。狙って仕留めても良い個体だ。
しかし、かなり距離がある。
凡そ目視で300メートル。ロングボウがあれば不可能ではないだろうが、飛距離としてもギリギリだろう。鹿のような大型の獣を仕留めるには威力が足りなくなるし、第一、同行した騎士の中に弓矢を持っている人は居ない。
魔法による遠距離攻撃であってもこの距離では難しい。
どうやって追い込むのだろうかと疑問に思っていると、一瞬、ピリ、と静電気のような刺激が肌を刺した。ほんの一秒にも満たない時間。
アルバンが見詰めていた鹿の体が傾き、そのまま倒れて見えなくなった。
「仕留めた」
アルバンが呟くと、すぐに三名の騎士が、先程まで鹿が居た場所まで歩いてゆく。
三名の騎士はすぐに戻ってきた。
二名はそれぞれ、大きな鹿の体の上半身と下半身を担いで。
そして残る一人は、切断された鹿の首を抱えて。
まるで鋭い刃で一刀のうちに切り捨てたかのような断面だった。体の方は血が溢れてよくわからないが、騎士の一人が抱えている首の形を見るに、綺麗に切断されているように見える。
「よし。これなら量も充分かな? 戻ろうか」
よっこいしょ、なんて言ってアルバンが馬上に戻る。
ポクポク、と馬が蹄を鳴らす長閑な音を響かせながら、運んで貰う。
来た道を戻る途中で、狩猟に出ていた他の騎士達とも合流した。どうやら、他にも猪や鹿を仕留めた人たちが居たらしく、今日ここに居る全員がお土産を持って帰れるほどの収穫であったらしい。
「アルバン様、さっきの鹿は、どんな魔法を使って仕留めたのですか?」
「風魔法の応用かな。風というよりは、空気の操作だけどね。ほら、空気って、目に見えないから。ワイヤー状に成形して動かすだけで仕留められるんだよ」
「あ、あの距離で、魔法をそんな精度で行使可能なんですか?」
「練習したからね。慣れたら簡単だよ。魔力消費も少ないから、その気になれば連発出来るし」
「……。」
絶句。
こんなことが出来る人など、私は他に知らない。
過去に居た英雄、歴史上の魔法使いにも、白銀の持ち主でも、そんな真似をした人は居ない。
大まかに、魔力と魔法には種類がある。
火、水、風、土の四種で、複数の属性を持つ人は居るが、それぞれの魔法を行使するためにはまず、大きな魔力消費が必要となる。
故に、理屈の上では魔力があれば魔法を使える筈なのだが、魔力量の少ない庶民の大半は、ごくごく小規模な魔法しか使えないのである。
優れた魔法の使い手は「魔法とは冷静な計算と想像力の成果物である」と言う。
つまり、どのような魔法を使うかを具体的に考えて、己の魔力残量と状況、自らの練度でそれが可能であるかを瞬時に判断することが求められる。それだけでなく、魔力があろうが、より複雑な魔法を行使するためには努力と鍛錬を続けなくてはならない。
誰も使ったことのない新しい魔法は、自分で方法を考え、試行錯誤するしかない。失敗した時のリスクも高いため、通常は魔力の強さに任せて威力を高めるのが普通だが、アルバンがしているのは全く違う試みだ。
「アルバン様って、天才なんですね」
「よく言われるけど、僕はたまたま生まれつき魔力に恵まれていたから、そのせいだよ。白銀は全属性持ちだし、そこは有利ではあるけどね」
「……あの、あくまでも、仮に、の話なんですけど」
「うん?」
「アルバン様、その気になったら、この国、一人で滅ぼせたり出来るんですか?」
「出来るよ。その場合、従兄弟の二人と戦うことになるから、勝てるかどうかは分からないけど、少なくとも国を滅亡させるところまではいけるかな。滅ぼして欲しいの?」
首をブンブン横に振った。
力の限り振った。
滅相もございません。
平和大好き。
内乱反対。
アルバンは澱みなく返していた。出来ると思っているからそう返事をした。事実、彼には出来てしまうのだろう。それだけの力がある。自信があるのだ。
「良かった。やって欲しいって言われたら、どうしようかと思った。国が気に入らないとか嫌になったとかなら、国外に亡命するのに留めておこうね。戦争に巻き込まれて、君が死んでしまったら元も子もないし。まあ、君がどうしても王妃の椅子に座りたいってことなら、新しい国を作るのも悪くないけど」
「興味ないです。大丈夫です。辺境伯領で生涯を終えたいです!」
「えっ、ほ、本当に……!? う、嬉しいよ。ツェツィーリア……君と、こんなに仲睦まじい夫婦になれるなんて、想像もしていなかった……!」
ハァハァしてくれていた方が圧倒的にマシだった。
これ、私の責任が重大過ぎやしないだろうか?
アルバン・フリートホーフという類稀なる人材、いや、人の形をした超級の災厄がこの国に牙を剥くか否か、そのほぼ全てが私の手に委ねられてしまっているこの状況、余りにもよくない。
ストレスで死にそう。
救いは、私に救いはないのかっ……!
「アルバン様、ツェツィーリア様、猪が煮えてますよ〜!」
戻ってきた所で、返り血を落としてきたらしきハインリヒさんが今度は怖くない笑顔で手を振っている。
巨大な鍋の前で。
こっ、この香りは……ビール煮では!?
くきゅるるるるる、とお腹が鳴って、アルバンが「早速だけど、食べようか」と言ってくれたため、馬から降りて天幕に用意された席に座って、もぐもぐ美味しく、猪のビール煮を頂く。
うん、新鮮だからか少し肉が硬い。とはいえ、噛めば噛むほど旨味が出てくるので、これもまた美味しい。秋の木の実をたくさん食べているからか臭くないし、脂身もトロッとしていてしつこくない。古ビールを使って煮込んだお陰でジューシィな仕上がり。焼いたジャガイモも添えてあって汁を染み込ませるとまたそれも堪らない。
おいしい! 猪のビール煮、おいしい!
「鹿の串焼き、背ロースの部分。串のままでいい。ツェツィーリアなら平気だろうから。うん。一番良いところ持ってきて」
すぐ横でアルバンが別な騎士に向かって何やら聞き捨てならない美味しそうな単語を出しているが、今はまだ、それどころではない。猪がうまい。
今お口の中にある美味しいものが最優先です。
別に美味しいものがあるのだとしても、今、現在進行形で食べている美味しいものにきちんと向き合わないなど愚の骨頂。
お肉はホカホカのうちに食べねばならぬ。
もぐもぐムシャムシャと、あっという間に器に盛られた猪のビール煮を完食。
どうして、美味しいものはすぐ終わってしまう……?
美味しいもの、余りにも儚い。
「はい。ツェツィーリア。鹿の串焼きだよ」
ややしょんぼりしていたタイミングで、すかさずアルバンが串に刺したままのお肉を差し出してくれる。
じゅわじゅわで、香ばしくて、脂のしたたる艶々のお肉。塩をパラパラ振るだけのシンプルな一品だが、それだけで物凄く美味しそうだ。
「熱いから気を付けて。金属の棒だから、火傷しないようにね」
「ありがとうございます! えっと、これ、こう、食べるんですか?」
「正面からでもいいけど、串焼きはね、串を横に向けて、噛み切るか引き抜くと良いよ。そうそう。そんな感じ」
教わったままに、肉にかぶりついて、噛み切ってみる。よく火が通っていて、柔らかい。おいしい。いくらでも食べられそうだ。
「今、料理番が解体してくれているから、僕が仕留めたやつは持って帰って、またソーセージにでも加工して貰おうか。他の獲物の余りは、ここに居る全員に分けていいかな?」
「勿論です!」
「ツェツィーリア様、栗を持ってきていた奴が居たんですが、焼き栗を献上させて頂いても良いですか?」
「あ、ハインリヒ。まだツェツィーリア串焼き食べてるから。順番で。食べ物は一つずつこなしてくタイプだから、彼女。とりあえず貰っとくよ。余ったら僕が食べるから」
朝ごはんに引き続き、お昼ご飯もおいしい。
毎日こんな幸せな食生活を送れるとあらば、もう一生、この辺境伯領から出られない。アルバンが領地に篭りたがる気持ちが分かろうというものだ。
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