復讐とお家再興のために、蕀の恋路を行く
- ★★★ Excellent!!!
将軍だった父が無実の罪で処刑され、自身も奴隷に身を落とした許思音。
そんな彼女を保護したのは敵国、煌華帝国の皇帝、孤高でした。
特別な力で千年の時を生きる、不死の皇帝、孤高。
彼が許思音を助けたのは、最愛の人の生まれ変わりだからということですが……。
ここで許思音は思ったのです。上手く孤高に取り入ることができれば、父の敵を取ることも、お家再興もできるのではないかと。
助けてくれた人を復讐のために利用する。ここだけ聞くと許思音酷いって思うかもしれませんが、彼女なりの事情や葛藤があるのです。
孤高は孤高で、千年前に死んだ最愛の人と許思音を重ねていますけど、許思音はあくまで生まれ変わり。
好きだった相手が、生き返ったわけではないのです。
そんな気持ちのズレとそれぞれの思惑が絡み合う、ビターな恋愛ファンタジーです。