第3話 夢

 泣いた泣いた

 心当たりのない涙

 心に当たった何か

 その検証は怖くてできない

 見て見ぬふりって勇気がいるよ

 いやいや怖いだけなんだ

 真面目に過ごしてきたからだろう

 みんな都合よく解釈をする

 もう変わっちゃった私にみんなついていけてない


 夢を見る

 記憶には残らない

 意味のない夢の時間

 それは記憶の整理に必要なんだ

 なるほど

 それだったら無意味なことなんて何もないよね

 これが私

 これが過去


 こんなに綺麗だった私を穢したのは誰なのか

 誰でもないんだ

 だって勝手に泥沼に入った

 そしたら心配してくれる

 でも違った

 それって一瞬

 後に残るのは後悔なんだ


 夢

 夢

 夢

 起きたら朝だ

 全部覚えている

 後悔を覚えている

 なんで覚えてる?

 それは私への叱責

 ああこれが私の贖罪

 生ぬるい

 地獄はこれからだというのに

 現実はもっと私を穢す

 だからだろうね

 一生寝ていたいんだ

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