君の心に、ダイブ

君の心に、ダイブ

今日も君は何気なく　

休みの予定を話したね

どうしてそんなことを言うの

わたしの心を　試しているの？

君の瞳を見ても

そこに答えはなくて

挑発に乗るには

少しだけ　大人になりすぎた

だけどその言葉の風は

やさしく胸をすり抜けて

わたしの感情を揺り起こす

君の笑顔がうれしそうで

わたしの中に　

小さな嫉妬の芽が顔を出す

君のひと言にそっと　　

秘密の香りを感じて

退屈な一日が輝くなんて

あふれてくる想いは

泉のように　

とめどなく心の奥で　

熱を帯びてゆく

誰のものにもなってほしくない

この時間が永遠に

ただそれだけが

こんなにも　切望するなんて

君の後姿にそっと囁く

肩書や　常識も　どうでもいい

すべてを脱ぎ捨てて

もし　君の心にダイブできたなら——

その一瞬で世界さえ　

変えられる気がする