心を守るか、誰かを好きになるか

感情や才能は「機能」として後付けできる──
そんな便利で、でも危うい世界。

感情を載せすぎると、制御しきれなくなった心が壊れてしまう。
壊れた人間たちは“echo”と呼ばれ、やがて彼らを集めた場所は一つの「国」となり、平和だった主人公たちの世界にも、戦争の影が忍び寄ります。

好き、という感情さえも管理される社会。
それでも感情は、確かに彼らの中にある。
限られた感情の中で生きる主人公と義妹、そしてその仲間たち。
“echo”になるリスクと隣り合わせの彼らが、それでも戦いに挑む姿は、毎話予想を裏切る展開で圧巻です。

現在は第二部が連載中。
作中には自己紹介回もあり、そこではこれまでに登場したメンバーたちの関係性が整理されると同時に、ぐっと距離が縮まったように感じました。

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