奇襲!北方領土奪還作戦

@shigeru000furuse

第1話  永田町総理官邸

【読んでいただく前に――すこしお話したいことがある】

 ここに出てくるロシア軍第18機関銃・砲兵師団というのは、じつはどうやら現時点(2025・11・19)でウクライナ戦線に引っこ抜かれ――つまり北方領土はもぬけの殻の可能性が高い。しかしそれでは小説にならないため、ロシア軍がウクライナ戦線で優勢のため参戦を免れ、自衛隊と衝突するという形を取っている。本当に戦うなら今の状態のほうがベストなの――敵がいないから――だが、自衛隊諸君には〈小説の中で〉頑張って働いてもらいたい。


 俺は若い頃に空挺にいたことがある。

 普通科群第三中隊無反動分隊――対戦車戦闘班である。ジープに載せて撃つ106ミリ無反動砲ってやつだ。

 それらの戦闘に関しても、この小説に関わってくるから、追々話しておこう。

 今は長くなるので止めておく。

 いろんなことがあって嫌になり辞めたので自慢にはならないが……。辞めてから失敗だったと気がついたのだが――人生なんてそんなものだ。



 ――であるから機内での所作とかやけに詳しいと思う場面も出てくるが、実際にそうやって飛んでいたので――そういうことだ。

 戦闘・戦車戦・通信・数々の専門用語等が出てくるが、まぁ豆知識だと思って聞いておいてくれ。

 昔の陸軍のころの号令や掛け声も残っているので、そのままここに書いた。



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 この話は――最近――2025年6月21日夜(詳細不明)、トランプ大統領がイランの核施設をバンカーバスターで破壊した(日本時間:六月二十二日午前中)――そんな時節である。

 ウクライナ戦争はいまだ解決の目処さえ掴めず――アホな大統領?とへっぴり腰納豆(NATO)のおかげで、多くのウクライナ民間人が殺されている。

 もし――予が日本国総理大臣であったなら――北方領土に対し――奇襲攻撃をかける。

 ソ連軍の北方領土侵攻は――八月二八日――終戦から二週間後のことであり、あきらかに火事場泥棒的な窃盗事件である。

 よって、日本国領土に日本人が入っていくのは当然のことであり、その時点において、ギャングなどの治安の状況などから、偶発的な戦闘が発生することもやむを得ない。

 その場合――日本国自衛隊は残留物(ロシア軍)を排除することもある。

 

 よって当然のごとく宣戦布告はしない。

 なぜならば――そこは日本国領土であるからだ。


 もしそれがソ連軍による行き過ぎた蛮行であるならば――共産党政権が倒れ――ロシア国家が誕生した時点で――即刻駐留軍を引き上げるべきであった。

 それをしなかったのは――ロシア人の怠慢と図々しさである。

 〈いまのロシア人をけなしているわけではない――おおむね良い人たちだと思う〉


 さて、そのリスクだが――プータンが怒りまくって核兵器を落とすかも知れない。

 その場合――広島長崎規模の死傷者が出る場合もある――もっとかも知れない。

 しかし――予はそれが行われたとしても――プ――の蛮行は許せないのである。

 正義と死とは隣り合わせである。


 ついでに北朝鮮に対しても人質奪還作戦を行なう。

 戦争規模になるかも知れないが――人質奪還作戦は行なうべきである。

 そして――北朝鮮の行っているウクライナでの戦闘行為及び戦争支援は、おなじアジア人として恥ずかしいことであり、即刻止めさせるべきである。

 それは一時的に北朝鮮を支配することになるかの知れないが、平和な国になるまで導くべきだと思う。

 彼らの身勝手な考え方が日本人を拉致するという蛮行に至らしめたのである。


 同時に竹島も奪還する。


 なぜ――こんな簡単なことが出来ないのか?

 平和に慣れ――戦争を体験することが恐ろしいのである。

 つまり――日本人はすべてが臆病な人間に成り下がってしまったのである。


 いまの総理にできるだろうか? 体面やつぎの選挙のことばかり考えている連中に、何もできるわけがない。

 予はもともと嫌われるのが大好きなのであり、日本国民に嫌われる自信がある。

 二一世紀のヒトラーだとか大魔神だとか食人鬼だとか言われようがやります。

 それで断罪され――死刑になろうが――殺されようがやります。

 ――それが正義ですから。 



【二〇二五年六月一〇日 総理官邸】――イラン空爆より少し前

 五階――総理執務室。すでに夜の帳はとうの昔に下りていた。


 総理に残業という概念などないが、日本政界のトップであり、世界の首脳陣を相手にする首相の一日は目まぐるしいものである。

 ようやく執務室にもどることを許された真九郎は、自分用にコーヒーを淹〈い〉れ大きなため息をついた。

 一人でなければこんなため息はつけない。

 と――一息ついたところで、キッと宙を睨み、漆黒の中空を見つめていた。

 いつになく思い詰めたような横顔であった。


『槍 真九郎』 四二歳――第一〇四代日本国総理大臣である。

 ――俺の政治生命なんかどうでも良い――命だってくれてやる。俺はこの日のために生まれてきたのだ――

 ――男はそう言いきった。


 

 翌日――男は極秘裏のうちに防衛省におもむき、自衛隊のトップ――幕僚長クラスを集め、重要な会議を行った。

 前日にスタッフの軽ワゴンを借り、市ヶ谷の防衛省に乗り込み簡易ベッドで寝た。軽ワゴンなら誰にも怪しまれず、総理だとは気づかれないだろうと、すべては極秘行動であった。




【編集部 柿田角蔵 編集後記】

 これを書き始めれば――小説内ですが――中国との全面戦争にまで発展するかも知れません。つまり現時点での最新記事とかなりオーバーラップした作品になるかも知れなせん。

 実際に私が総理になったら同じことをやるかも知れません。

 ――まったくの時限爆弾か――生きる核兵器ですね。

 よく最近――死刑になりたいから殺したとか馬鹿な奴がけっこういますが――私の場合、規模が違いますからね――まさしく危険人物です。

 


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