おすすめは14話!
- ★★★ Excellent!!!
現代で画家になることを諦めた女性が、転移した異世界で再び筆をとり「世界」を描く話。
テーマに絵画があるように、この作品では登場人物たちのそれぞれの想いが柔らかな筆致で繊細に描き出されています。
特に14話。きらびやかな社交界、その輝かしさを描きながらもはらむ仄暗さ、そこからのダンスシーン。
次話とともに、物語の転機ともなる場面で必見です。
お相手のヒーローがかなり年上なのもあって、穏やかな恋模様なのですが、その分最終話の一つ一つの文章が「刺さる」ものになっています。
完結している作品なので、ぜひ一気読みしてほしいです。