歌集全体を通して繋がっている世界観が心地よく、読み返したくなりました。言葉遣いが繊細。
現役高校生です。
13の短歌から成る美しい世界に魅了されました。言葉選びがどれも絶妙で美しく、そっと、自らの胸に手を当てて、心を聞いてみたくなるような。幻想的なのに、どこか自分に当てはめて、過去の記憶を見つめ返…続きを読む
それは、知と夢の境界に咲いた一輪の花。名を「智慧」と授けられたその花は、風に揺れながら、記憶と未来、現実と幻想の扉を静かにひらく。虹の霧に浮かぶ影は名を持たず、ただ、夢よりも淡く、風に溶…続きを読む
短歌や俳句こそ最も難しい分野だと思っています。何故なら日本語という言葉と情緒を理解出来ていないと書けない分野だからです。書けるだけで素晴らしいのです。
三十一音。和歌の文字は、そう数えられます。言葉の数ではなく、音の数です。だから、詩ではなく歌と呼ばれるのです。本来、大和言葉で詠まれる短歌を散文詩の言葉で綴った歌。それが本作です。…続きを読む
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