第37話:いつか終わりがきても

 学園祭当日。

 午前5時30分。


 俺のスマホのアラームが鳴る前に目が覚めた。

 昨夜はほとんど眠れなかった。


 アプリの最終チェック、サーバーの負荷テスト、それに昨日の三上の告白。

 頭の中がグルグルと回っていて、布団の中で何度も寝返りを打った。


 机の上には、書きかけで止まったままのスマホが置いてある。

 メッセージ画面の「会いたい」という文字が、まだ送信されずに残っている。


 結局、昨日は天野と会うこともなかった。

 今日の文化祭が終わったら、今度こそ必ず。


 俺は深呼吸をして、ノートPCを開いた。

 画面に映るのは、昨夜まで調整していたアプリの管理画面。


 緑色のランプが点滅している。

 とりあえず、動いている。



 午前7時。

 学校の体育館裏にある倉庫で、俺は一人でサーバーの最終確認をしていた。

 今日はここが俺達の司令室だった。


 古いパイプ椅子に座って、使い込まれた跳び箱を机代わりにしている。

 表面の革が少しめくれているが、高さは丁度いい。


 扉が開いて、東城が入ってきた。



「朝練より早いじゃないか」


「眠れなくて」


 東城が缶コーヒーを振って音を確認している。

 まだ半分以上残っているらしい。



「で、どうなんだ?」


「動いてる」


「それはよかった」


 俺たちは無言でしばらく画面を見つめていた。

 ユーザー数の表示が、まだ1桁から抜け出せずにいる。


 10分後、扉が勢いよく開いた。



「おはようございまーす!」


 三上の元気すぎる声が倉庫に響いた。

 大きな保温バッグを抱えて、なぜか上機嫌。



「三上...おはよう」


 俺は少し身を引いた。

 昨日のことがあって、どう接していいか分からない。


 でも三上は全く気にしていない様子で、バッグをガサゴソと開いている。



「はい、朝ごはん!」


 色とりどりの包み紙に包まれたおにぎりが並んでいる。

 梅、鮭、昆布、それぞれ違う色で区別されていた。



「4時起きで作りました」


「4時って...」


「私も眠れなかったんです。だったら何か作ろうって」


 三上が俺におにぎりを差し出す。

 その笑顔に、昨日の告白の影はまったくない。



「ありがとう」


 俺は恐る恐る受け取った。

 まだ温かい。



「東城先輩もどうぞ」


「お、ありがとう」


 東城は迷わず鮭を選んで、豪快に包み紙を破った。



「うまい。手作りは違うな」


「でしょう?」


 三上がにっこりと笑う。

 俺はその自然さに少し拍子抜けした。


 昨日あんな重い告白をしたのに、もう普通に接してくる。

 むしろ、前より元気になっているような気がする。


 5分後、また扉が開いた。



「みんな、おはよう!」


 天野が現れた。

 この時間なのに、髪もメイクも完璧にセットされている。



「天野、早いな」


「準備で目が覚めちゃった」


 天野が俺たちを見回して、ニコニコと笑う。

 いつもの明るさが戻っているようだった。



「おにぎりいかがですか?」


 三上が天野にも勧める。



「わあ、ありがとう!」


 天野は昆布を選んで、包み紙を開きながら三上の隣に座った。



「柚葉ちゃん、4時起きって聞いたけど本当?」


「本当です。眠れなくて」


「私も!なんか興奮しちゃって」


 天野が嬉しそうにおにぎりにかじりつく。



「美味しい!」


「自信作です!」


 三上が嬉しそうに答える。


 俺は二人のやり取りを見ていて、少しホッとした。

 昨日のことがあっても、この関係は変わらないんだ。



 午前9時。

 開祭式の放送が校内に響いた。


 俺は倉庫でアクセス状況を監視している。

 画面の数字が少しずつ増えていく。


 12人、45人、78人。


 天野は校内を回って取材、三上は正門で受付案内、東城は体育館でバスケ部の手伝い。

 それぞれ別々の場所で動いている。


 9時30分、俺のスマホが鳴った。



『GPS おかしくないですか?』


 三上からの連絡だった。

 俺は急いで正門に向かった。


 受付テントで、三上が困った顔をしている。

 前には60代くらいの夫婦と小学生の男の子。



「どうした?」


「地図見ても、3年B組がどこか分からないって」


 おじいさんのスマホを見ると、現在地の表示が明らかにずれている。

 建物の中だとGPSの精度が落ちるのは、想定していた問題だった。



「あ、これは...」


「私が案内しますよ」


 三上が先に口を開いた。



「受付は?」


「東城先輩に頼みます」


 三上は家族連れに向き直った。



「こちらです。お孫さん、かわいいお服ですね」


 小学生の男の子が嬉しそうに三上について歩いていく。


 俺は三上の対応を見ていて、なるほどと思った。

 技術で解決できない問題を、人の力でカバーする。

 システムの穴を、自然にフォローしている。


 10時30分、今度は天野から連絡が来た。



『2年C組、人が殺到してます』


 俺は混雑状況を確認した。

 「激混み」の表示が出ている。


 現場に行くと、教室の前に30人以上の行列ができていた。

 コーヒーの出し物らしい。


 天野は教室の入り口で、クラスの生徒と何か相談している。

 俺が近づくと、彼女が振り返った。



「和人くん!ちょうどよかった」


 天野が俺の腕を軽く引っ張る。



「この調子だと午後まで並ぶことになっちゃうんだって」


「整理券は?」


「整理券?」


 天野が首を傾げる。



「時間指定で配る」


「あ、それいいかも!」


 天野が手を叩いた。


「アプリでもお知らせできるし」


「お願い!」


 俺はスマホで緊急告知を投稿した。


 『2年C組コーヒー:整理券配布中!』


 すぐに行列の人たちがスマホを確認し始める。

 「あ、整理券もらえるんだ」「11時の分、空いてる?」


 15分で行列が解散した。


 天野が嬉しそうに俺の隣に来た。


「なんとかなったね」


「まあ、とりあえず応急処置だから」


 俺は整理券をもらって嬉しそうに話している人たちを見た。



「でも、みんな楽しそう」



 天野が俺と同じ方向を見て、小さく笑った。

 その横顔が、いつもより自然に見える。



 昼過ぎ。

 俺は屋上にいた。


 ここからは学園祭の全体が見下ろせる。

 中庭では吹奏楽部の演奏、校庭では出店の煙、校舎の窓からは展示の明かり。


 バラバラに見えるけれど、全体で一つの祭りになっている。


 スマホにはアプリのレビューが続々と届いていた。


 『道案内助かった』

 『混雑情報便利』

 『手作り感がいい』

 『不具合もご愛嬌』


 最後のコメントで、なぜか肩の力が抜けた。


 屋上の扉が開いて、三上が現れた。



「先輩、お疲れさまです」


「受付は?」


「交代しました」


 三上が俺の隣まで来て、同じ保温バッグを開いた。

 今度はサンドイッチが入っている。



「午後の分です」


「まだ作ってたのか」


「せっかくですから」


 俺はハムサンドを受け取った。

 パンの耳が丁寧にカットされている。



「三上の手作りって、いつもきっちりしてるな」


「そうですか?でも今朝のおにぎり、一個だけ塩入れ忘れました」


「え?」


「味見してる途中で、うっかり」


 三上がケラケラと笑う。



「でも誰も文句言わなかったんですよ」


「そりゃそうだろ」


「なんででしょう?」


「さあ」


 俺はサンドイッチを一口食べた。

 作ってくれた人の顔が浮かぶような味だった。


 風が吹いて、校庭の紅白テントが揺れた。

 遠くから太鼓の音も聞こえてくる。



「なんか不思議ですね」


「何が?」


「全部がバラバラなのに、ちゃんと祭りになってる」


 三上が校舎を見回した。



「アプリも同じような感じですよね」


「同じって?」


「バグもあるし、GPSもずれるし」


「まあな」


「でも、みんな楽しく使ってくれてる」


 俺は三上の言葉を聞きながら、校庭を眺めた。

 東城が受付で大きく手を振っている。

 天野が取材でカメラを構えている。

 以前の相談者たちが、各所で手伝いをしてくれている。


 みんなで作り上げた一日。


 俺のスマホが鳴った。

 天野からのメッセージだった。


 『後夜祭の花火二人で見ませんか?』


 俺は返信しようとして、指を止めた。

 三上がメッセージを横目で見てニヤニヤしている。



「光先輩からですね」


「見るなよ」


「えー、でも気になる」


 三上がわざとらしく覗き込もうとする。



「行ってください」


「でも...」


「私はここで夕日でも眺めてますから」


 三上が俺の肩を軽く押した。



「あ、でも一個だけ」


「何?」


「今度は素直に話してくださいね」


 三上がクスクスと笑う。



「変に格好つけたりしないで」


「格好って...」


「光先輩も、きっと同じこと考えてますから」


 俺は頷いて、天野に返信した。


 『一緒に見よう』


 素直な、短い返事。

 送信ボタンを押すと、胸の奥が軽くなった気がした。


 三上が俺の返信を見て、満足そうに笑っている。



「よし」


「よし?」


「いい感じです」


 そんな三上を見ていると、昨日の気まずさが嘘のように消えていた。

 彼女は本当に、新しいスタートを切ったらしい。


 その時、屋上の扉が勢いよく開いた。



「見つけた!」


 天野が息を切らしながら現れた。



「あ、光先輩」


「柚葉ちゃんも一緒だったのね」


 天野が俺たちの間に割って入るように座った。



「お疲れさま、二人とも」


「光先輩こそ、取材大変だったでしょう?」


「まあね。でも楽しかった」


 天野が保温バッグを見つけて、目を輝かせた。



「柚葉ちゃん、まだあるの?」


「はい、どうぞ」


 三上がサンドイッチを差し出すと、天野が遠慮なく手を伸ばした。



「ありがとう。お腹ペコペコだった」


 三人で並んで座って、夕暮れの校庭を眺める。

 自然で、温かい時間だった。



 午後6時。

 後夜祭の準備が始まる放送が校内に響いた。


 俺は倉庫でアプリのサーバーを停止していた。

 最終的なアクセス数は453人。

 思ったより多い。


 データをバックアップしていると、扉がバタンと開いた。



「あー、疲れた」


 東城が倒れ込むように入ってきた。

 手には自販機で買ったらしい缶ジュースを4本持っている。



「お疲れ」


「黒瀬もお疲れ。はい、差し入れ」


 東城がオレンジジュースを俺に投げてよこした。



「ありがとう」


「他の二人も来るだろ?」


 そう言った瞬間、天野と三上が同時に扉から顔を出した。



「あ、みんないる」


「お疲れさまでした」


 二人も疲れた様子で倉庫に入ってくる。



「ジュースどうぞ」


 東城が残りを配った。


 俺たちは古いパイプ椅子を適当に並べて座った。

 缶を開ける音が重なって響く。



「プシュ」「プシュ」「プシュ」「プシュ」


 なぜか同じタイミングになって、みんなで笑った。



「乾杯」


「乾杯」


 特に理由はないけれど、自然に缶を合わせた。


 しばらく無言でジュースを飲む。

 疲れが体に染み込んでいるが、悪い気分じゃない。



「腹減った」


 東城が最初に口を開いた。



「私もです」


 天野が手を挙げる。



「朝からまともに食べてません」


「おにぎりもサンドイッチも渡したじゃないですか」


 三上が苦笑いした。



「あれだけじゃ足りないよ」


「コンビニ行くか?」


 俺が提案すると、東城が首を振った。



「面倒。明日まで我慢する」


「無理じゃない?」


 天野が笑った。



「大丈夫、俺は持久力には自信がある」


「バスケ部ですもんね」


 三上が感心したように言った。



「でも頭使うとお腹空くよね」


 天野が俺を見た。



「和人くん、大丈夫?」


「まあ、なんとか」


 俺は缶ジュースを飲みながら答えた。

 空腹より、なんとなく満足している気分の方が大きい。


 東城が跳び箱に座り直した。

 古いクッションがペコッと音を立てる。



「これ、何年使ってんだろうな」


「相当古そう」


 天野が跳び箱の角を撫でた。



「革、めくれてるし」


「ちょっと待て」


 東城が立ち上がって、跳び箱を押してみた。

 グラグラと揺れる。



「おい、これヤバくない?」


「何が?」


「脚がガタガタしてる」


 俺も確認すると、確かに一本の脚が少し浮いている。



「危ないですよ」


 三上が心配そうに言った。



「でも今日一日、みんな座ってたよね」


「そういえば」


 天野が苦笑いした。



「気づかなかった」


「結構いい加減だな」


 東城がケラケラと笑う。



「まあ、怪我しなかったからいいけど」


 俺たちは跳び箱から少し離れて、別のパイプ椅子に座り直した。


 窓の外では、後夜祭の準備をする生徒たちの声が聞こえてくる。

 楽しそうな笑い声も混じっている。



「みんな、まだ元気だな」


「後夜祭って何時からでしたっけ?」


 三上が聞いた。



「7時じゃない?」


「花火もあるよね」


 天野が窓の外を見た。



「そういえば、和人くん」


「ん?」


「さっきの件、どうする?」


 天野が少し控えめに聞いてくる


 俺は一瞬何のことか分からなかった。

 それから思い出す。

 後夜祭の花火の誘い。



「ああ、それは...」


「あ、そうだ」


 東城が急に立ち上がった。



「俺、バスケ部の奴らと打ち上げあるんだった」



 東城が時計を確認している。



「もう集合時間だ。先に失礼」


 東城が缶を片付けながら俺の肩を叩く。



「お疲れさん、黒瀬」


「お疲れ」


「後夜祭、楽しめよ」


 東城がニヤリと笑って倉庫を出ていく。


 それを見た三上も慌てたように立ち上がった。



「あ、私も」


「三上も?」


「家族で食事の約束してたんでした」


 三上が保温バッグを片付けながら言った。



「お疲れさまでした。今日は本当にありがとうございました」


「こちらこそ」


 三上が扉の前で振り返った。



「花火、楽しんでくださいね」


 そう言って、意味深に微笑んで出ていく。


 俺と天野だけが残された。


 気まずい沈黙が流れた。



「あの二人...」


「察してくれたのね」


 天野が苦笑いした。



「察してって」


「まあ、いいじゃない」


 天野が立ち上がって、荷物を片付け始めた。



「せっかくだし、二人でいこ?」


 俺も立ち上がって、PCを丁寧にしまった。


 倉庫を出る時、俺は振り返った。

 静かになった空間に、今日の充実感がまだ残っているような気がした。


 廊下を歩いていると、松本先生に出会った。



「おお、黒瀬くん。ちょうどよかった」


「先生、お疲れさまです」


「君にちょっと話があってな」


 松本先生が俺たちの前で立ち止まった。



「テレビ局から連絡があった」


「テレビ局?」


「情報番組で、今日のアプリのことを取り上げたいそうや」


 俺は驚いた。



「アプリのことを?」


「学園祭での手作りアプリとして紹介したいらしい」


 松本先生が俺を見た。



「開発者の君にインタビューしたいって」


 俺の背中に冷たいものが流れた。



「テレビに出るんですか?」


「明日の放課後に撮影したいそうや」


 天野が俺の横で息を呑んだ。



「すごいじゃない、和人くん」


「でも...」


「まあ、詳しい話はまた明日にしよう」


 松本先生が手を振った。



「今日はお疲れさん。後夜祭、楽しんでや」


 先生が去っていく。


 俺は立ち尽くしていた。

 テレビ、インタビュー、カメラの前で一人。


 今日はみんなで協力してうまくいった。

 でも、明日は一人でカメラの前に立たなければならない。



「大丈夫?」


 天野が心配そうに俺を見た。



「まあ、今日は考えないでおこう」


 天野が俺の腕を軽く触った。




 「こっち」


 天野に導かれて俺達は校庭の端の方に向かった。

 体育倉庫の裏側。


 昼間はほとんど人が来ない場所だ。

 でも、ここからは校庭全体が見渡せる。


 特設ステージも、集まっている人たちも、全部見える。



 「こんな場所知ってたのか?」

 「たまに一人になりたい時に来るの」


 天野が倉庫の壁にもたれかかった。


 「意外と穴場なのよ」


 俺も隣に並んで壁にもたれる。

 コンクリートの冷たさが背中に伝わった。


 遠くから「5、4、3、2、1」というカウントダウンが聞こえてくる。

 空に花火が打ち上がった。


 最初は小さな光の点。

 それが夜空で弾けて、色とりどりの花を咲かせる。


 オレンジ、青、緑、赤。

 次々と空を彩っていく。

 ここからだと、花火が空全体に広がって見える。


 人混みに邪魔されることもない。


 「きれい」


 天野が小さくつぶやいた。

 俺も空を見上げていた。


 でも時々、横にいる天野の方を見てしまう。

 花火の光が彼女の顔を照らして、また暗闇に戻る。


 その繰り返しが、なんだか特別な時間に思えた。

 また大きな花火が上がった。



 空全体を覆うように広がって、しばらく光り続けている。

 遠くから歓声が聞こえてくる。



 でも、ここは静かだった。

 俺と天野だけの空間。



 天野が少し体を俺の方に寄せてきた。

 肩が軽く触れる。



 俺も自然と、天野の方に体を傾けた。

 天野の手が、俺の手の近くにあることに気づいた。



 倉庫の壁に沿って下ろされた手。

 俺は迷わず、その手に触れた。



 天野が俺の方を見る。

 暗闇の中でも、彼女の瞳が光っているのが分かった。



 俺たちは何も言わずに、そっと指を絡めた。

 天野の手は少し震えているような気もした。


 花火がまた空に舞い上がる。

 今度は連続して、リズムよく。

 俺たちは手をつないだまま、空を見上げていた。



 言葉はなかった。

 言葉にする必要がないような気がした。



 花火の光が俺たちを照らして、また暗闇に戻る。

 その度に、繋いだ手の温度が確かになっていく。



 時間がゆっくりと流れていく。

 この瞬間が、、、



 最後の大きな花火が空に咲いた。

 今までで一番大きくて、一番美しい花。



 光が消えて、夜空が元の静けさを取り戻した。

 でも俺たちは、まだ手をつないだままだった。



 天野の手の温度。

 それだけが、確かにそこにあった。


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