猫ルール
猫なれど 引かれたルールは そこそこ守る
されど触らぬ 程度に越える
この短歌はキッチンの上に登るのではなく、下から伸び上がって人間の手元を見ている猫の話を見て詠みました。
怒られないギリギリを狙って、自分のやりたいことを叶えるところはなかなかの知恵猫です。
猫にとって、人間の定めるルールはだいたい不要なものです。ですが共に生きるにはそれなりのルールや知恵が必要となります。
人間は触られて困るものは片付ける。
猫は人間が怒ることを知る。
そんな日常にある細やかな譲り合いのようなものです。
ですが、どんなに人間側が知恵を振り絞っても積極的に破って行く猫たちの話も聞きます。
もしかすると、猫たちだけが知ってる「猫ゲーム」のルールに沿ってるのかもしれません。
一番の問題は――いつ始まって何が目的なのか、人間にはわからないことです。
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