登場人物

霧島 美羽(きりしま みう) - 主人公


高校2年生。好奇心旺盛で頭の回転が速い女子高生。幼い頃からミステリー小説を愛読し、推理力には自信がある。自身の情報収集能力とSNSの特性を活かし、事件の真相に迫る。少しおっちょいこいな一面もあるが、ここぞという時の集中力は群を抜いている。普段はインフルエンサーとしてトレンドを発信するアカウントを運用しており、情報収集能力はピカイチ。


佐藤 遥(さとう はるか) - 被害者


高校2年生。クラスの人気者で、明るく社交的な性格。SNSではフォロワーも多く、旅行先での写真やグルメ情報を頻繁に投稿している。事件直前、将吾の奇妙な投稿をからかうようなコメントを残しており、それが将吾の逆鱗に触れた可能性がある。美羽とは同じ部活の友人であり、事件の第一発見者である美羽に大きな衝撃を与える。


吉田 拓海(よしだ たくみ) - 美羽の協力者


高校2年生。美羽とは幼馴染で、クラス委員長を務める真面目な男子生徒。パソコンやプログラミングに強く、SNSの裏側やデータの分析に長けている。美羽の情報収集を技術面でサポートし、将吾のSNS投稿のタイムライン分析や、削除された投稿の復元などで重要な役割を果たす。美羽のおっちょこいな部分をカバーする冷静沈着なブレーン。


佐々木 将吾(ささき しょうご) - 高校生

高校2年生。ミステリアスな雰囲気を漂わせ、少し中二病的な気質がある。幼い頃から吸血鬼伝説やオカルトに異常なほどのめり込んでいる。自身のSNSアカウントでは、ドラキュラ伯爵の肖像画やルーマニアの古城の写真を多数投稿し、時に自作の奇妙な詩を公開している。美羽のクラスメイトで、被害者とは以前から小競り合いが多かった。


イアナ・ポペスク - 事件の鍵を握る留学生


高校2年生。ルーマニアからの交換留学生で、約半年前から美羽たちの高校に通っている。母国語であるルーマニア語はもちろん、日本の文化にも精通している。物静かで控えめな性格だが、観察力に優れ、周囲のわずかな変化にも気づく。彼女のSNSアカウントは、日本の生活を綴る日記のようなもので、時折、ルーマニアの古い伝承や歴史に関する投稿もしている。事件前、将吾がルーマニアの吸血鬼伝説について熱心に質問してきたことや、被害者の遥がイアナに対して無意識に失礼な発言をしていたことを覚えている。彼女の持つルーマニアの文化や歴史に関する知識、そしてSNSの投稿履歴が、事件の重要な手がかりとなる。

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