ふやけてしまったコースターみたいな今の世界をもう一度乾かしたい。

ふやけて、腑抜けて、気の抜けた「今」とは対照的な、ドライで、ギラついて、刺激的な「あの頃」

どちらが良いとかは、今の時代では憚られるのだろうけれど、忘れちゃいけない何かを、置き忘れてきたというのも確かだろう。

私は遥か彼方に揺れる、あのドライで辛口で気障な時代の蜃気楼に、ある種の憧れを抱いてる。