第22話:6/25/水:日常

 7時起き。

 目が覚めたのが5時だったので、三度寝した。

 そんな時間に起きたってすることがない。


 スコちゃんはタイマーで餌食べさせたし。

 外は……まあ、明るい。

 でも天気はぐずぐずしている。


 バスケットを選んで、洗髪用洗剤と、トリートメント、洗顔せっけんにコットンタオル、スキンケア用品揃えて。

 スポーツタオルと脱バスタオル宣言のタオルと、ドライヤー、インナーを袋につっこんでパジャマをブラウスとヘムバブルワンピースに着替え、素足のままサンダルを履いた。


 温泉へGO!

 おや、明かりがついてない。

 独りで入れる、ラッキー。


 でも戸を開けたら、サンダルが……なんだ、人がひとりいる。

 この半透明のピンクのサンダルは……やせ型の人だ。

 あいさつしたことしかない。


 別にライトつけなくても、明るいからね。

 シャンプー、トリートメントはいの一番。

 弱酸性の洗髪剤だ。


 強すぎもせず弱すぎもせず、パーマ液と相性がよい。

 そしてトリートメント。

 洗顔して、体を洗って、湯に浸かってと。


 きもちいいなー。

 雨季って感じだな。

 ガラスが曇ってる。


 さて、温まったら、体をふいてと。

 赤いあざはもう出ない。

 前の家から持ってきた夏用掛布団もシーツも……


 原因は古い布団でした!

 母のおせっかいのせいだ。

 あれらは捨てた方がよいと、ちゃんと言おう。


 服を着て、スキンケアを終えたら、ドライヤーを使ってと。

 ところが今日は、タオルドライをワシワシしすぎたのか、なんか、髪が手触りよくない。

 サラサラにはなるんだけど、すべすべしない。


 美容師さんに相談したい。

 でも、今日も雨。

 仕事の邪魔はしたくない。


 考えるのやめよ。

 記憶しといて、いつか誰かに話す。

 それでいいじゃない。


 こんな私なんて、だれも見ないさ。



 独り暮らしって、すばらしい。

 健康と清潔にだけ気を遣ってればいい。

 後は全部趣味だ。


 楽しくやってこ!

 冷凍庫から、豚肉を出してと。

 髪にさわったら、すべっすべになっていた。


 この感触の違いは、雑巾を絞って水を吸った手指で触ったせいだ。

 ごわごわしている手で触るとごわごわするのだ。

 つまり、すべすべの手で触ると、髪はすべすべに感じるということ!


 



 天馬の血族⑫巻を読んだ。

 なのに、話のつながりがわからなくなっている。

 どゆこと!?


 日記が書けなかった日。

 前に読んだところから、読みなおすしかない。

 夕食作りながらだったけど。


 ヒーローとヒロインの視点が切り替わっていて、さらに敵方の場面が長くとられている。

 ヒーローはしゃにむに動き回ってるし。

 忍者みたいな巴の長は、思ってた通り、死ぬ。


(というか、瀕死。ヒロインがそれを泣きながら助ける)



 肉はレタスの甘みがにじんで味わえなかった。

 トマトは甘かったから、もうスープには入れない。

 久々のキムチニンニク、がんばれそう。



 にゃんこ! スネかじっちゃやーよ。痛いわ。



 このくらいでもういいかな?

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