個性豊かな戦隊ヒーロー&怪人たち。一見コメディ、でも情熱は本物です。

一読して、日曜朝の欲張りセットみたいな作品だと思いました。

戦隊ヒーローに憧れを持つ主人公の青年の元へ、ある時、マレーバク風のマスコットキャラクターが現れます。
その目的は、ずばり主人公を戦隊レッドにスカウトすること。
主人公とこのマスコットキャラクターとのやり取りは、まるで日曜朝の少女向けアニメのようで、ちょっぴりずれているけれども憎めず、微笑ましく感じます。

また、戦隊ヒーローのネーミングも、武器も、個性的です。
そして怪人たちも、令和の時代を反映してか、こちらも個性的です。
その辺りは読んでみてのお楽しみと言えそうです。

しだいに仲間が増えていく様はヒーローものの王道ですし、なによりレッドの情熱は本物です。
しかし、ヒーロー業だけでは食べていけず、内定も勝ち取らなければなりません。
はたしてレッドの運命やいかに――。

伸びやかな筆致で描かれた、楽しく読める作品です。
週末のお供にいかがでしょうか?

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