流れがとてもきめ細やかで、水のように自然と移ろう短歌たちでした。
まるで、そっと掌に注がれた光の粒を見つめているような――
そんな、静かな余韻が心に残ります。
中でも印象に残ったのが、百人一首の一節。
我ならなくに
ここに込められた、あえて言葉にしきらない感情の揺らぎと余白が美しくて……✨
一首のなかに、無言の葛藤がそっと佇んでいるようでした。
そして何より。
やまぶきいろに
街がほどける
染まるでもなければ、色づくでもなく...
「ほどける」
その言葉遣いが本当に、優美で繊細で、柔らかくて、素晴らしくて...‼️
優美な情景が浮かび、心を奪われました。
読後の余韻までも、うっとりと美しく導いてくれる短歌。
静かに、深く、心に触れる言葉たちを味わいたい方へ。
どうかこの短歌の世界に、そっと触れてみてください☘️✨