眠れない夜に見た夢の話

@nemurena

第1話 1/10 白昼夢

従兄弟が住んでた島の村で集団行方不明事件が起きた。神隠しのように一瞬でいなくなり誰1人として理由がわからないらしい。母も叔母さん一家が心配といい、母と私の2人で探しに行くことになった。人が元々少ない島だったともあり、交通の便が悪いために車での遠出となった。久々に来た島はとても静かだったが生活感があった。店は開けたままで縁側で飲んでいたのか、お茶も出したままになっていた。従兄弟の家に向かう為に細い、店もない田舎道を曲がろうとした時だ。誰か人が1人立っていた。状況を聞くためにも母は車をとめ話かけようとする。私はこの時何故か嫌な雰囲気を感じていたが可能性だと気にしないでいると、こちらを見て1人立っていた男は何も言わずに後ろ手にもっていたトンカチのようなものを振り下ろし、車のガラスにヒビが入ってしまった。

そこで私は目が覚めた。喉がカラカラして冬だというのに汗をかいていた。

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