剣も魔法もない世界で―― 言葉は剣に、知識は盾に、好奇心は灯火となる。
- ★★★ Excellent!!!
t国へ向かっていた元・外交使節の道影が、
目を覚ますと、そこは言葉も通じぬ異国の地――
魔法もスキルも存在しない異世界で、
彼が頼れるのは《言葉》と《知識》と、そして《好奇心》だけだった。
出会ったのは、名探偵(自称)を名乗る赤髪の少女・シュリュッセル。
半ば強引に“助手”に任命され、未解決事件『紅茶事変』の謎に挑むことに――!?
これは、通じない世界で、少しずつ“通じ合っていく”ふたりの、
ことばと心をつなぐ物語。