概要
鶏の首を切りゆくそれもまた青春だった畜産学科
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- ★★★ Excellent!!!瑞々しさを感じました
『作業着に身を包むとき性別が少し薄まり溶け込んでゆく』
畜産学科の日常やならではの発想がふんだんに取り入れられたような連作なのですが、この歌は受けが広く学校という存在を色濃く想起させられました。
今でこそ選択式という考えが広まりつつありますが、学校は制服や体操服など、男女で形から違うものを身につけるということが自然な環境であると思います。
ですが、作業着は男女で見るからに形が異なることはありません。あたりまえながら、作業着なので肌の露出もありませんし、体をすっぽりと覆うようなシルエットになりますから、『性別が少し薄まり溶け込んでゆく』という表現への染み入るような納得感がありました。
懐…続きを読む