氷結の夜明けの果て

ウルフィー-UG6

はじめに – 言葉の中の異邦人:これは誰にでも語れる物語ではない

はじめまして、物語を届けにきました。


(少し長めの前置きです。気になる方は、ここで一度深呼吸をどうぞ。)


自己紹介と伝えたいこと

私はフランス出身です。

この物語はもともとフランス語で書かれ、日本語では自分の言葉で自然に伝わるように調整しました。


日本語ネイティブでも翻訳のプロでもありませんが、読者としての敬意は本物です。

「違和感を感じたら、それは私の努力の跡だ」と温かく受け取っていただければ、これ以上の喜びはありません。


なぜ、この物語を選んだのか

異世界やダークファンタジー系の王道には親しみつつも、私はそこに“自分の芯”を深く入れたかった。

どこかで「それっぽい」だけの展開に満足できなくなったのが執筆のきっかけです。

「幼女戦記」のように、テンプレを踏襲しつつ新しく切り拓く姿勢に惹かれ、自分版を描きたくなりました。


万人受けを目指しているわけではありません。

ただ、自分の内側にある世界を、形にして伝えたい。

そこに共鳴してくれる誰かが、この日本にもいると信じています。


文体について

文体は少し“冷たい”“硬質”と感じるかもしれません。

でもそれが、この物語の空気であり、感情の刃です。

すべての人に好かれることはありえませんが、それでも「好きだ」と言ってくれる人がいるはずだと思っています。


最後に

これから展開するダークな冒険。

時には背筋を凍らせ、時には刃が心を切り裂くような瞬間。

あなたの世界にも刻まれる“震え”になれば嬉しいです。


それでは、この旅の一歩目をどうぞ。

お読みいただけますよう、心から。


この物語に「あるもの」と「ないもの」


この作品には、物語の始まりから終わりまで、はっきりとした構成があります。

各章、各キャラ、全ての出来事には意味があります。「なんとなく入れた」シーンは一切ありません。


内容とスタイルについて


RPGシステムはありません

チート能力もありません

3話で急成長するような展開もありません


傷はすぐに治りません

回復魔法は稀で、簡単には使えません

モンスターは本当に危険な存在です

人間関係は、時間をかけて築いていきます


治療シーンでは、登場人物が部分的に肌を露出する場合がありますが、ファンサービス目的ではありません。


その世界観において、現実的かつ必然的な描写です。


回想(フラッシュバック)も長々とは描きません。


必要があれば、本編の流れの中で自然に出すだけです。

同じシーンを繰り返したり、「思い出補足」を大量に入れることはありません。


物語は、あえて「ゆっくり進みます」。


感情、絆、裏切り、苦悩──それらすべてに重みを持たせたいからです。

話が進むほど、その意味がわかってくるはずです。


ちなみにプロローグは3巻(全66話)構成です。

第4巻からが「第一幕」となり、各巻の始まりと終わりは明記します。


世界観について


この物語の世界は、美しさもありますが、残酷でもあります。

人間は、どこまで行っても人間です。愛し、憎み、裏切り、泣く──全ては「積み重ね」でしか手に入りません。


最後に


私はプロの作家ではありません。

完璧でもありません。

でも、誠実です。


嘘はつきません。誤魔化しません。

私は一人で、この世界を創りあげました。

しっかりとした設定、丁寧な構築、人間らしさを大切にした物語を、皆さんと共有したいと思っています。


ゆっくりと進む物語が好きな方へ

戦いに痛みと重みがある展開を求める方へ

感情を「そのまま」味わいたい方へ


──ようこそ、この物語へ。そして、どうぞごゆっくり。


– ウルフィー-UG6


※ 本作は16歳以上の読者に推奨されます。


第1章は6月9日(月)に投稿されます。

第1巻(全24話)は、5日間にわたって毎日更新される予定です。

その後は、週3回(月・水・金)の更新リズムで続きます。

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