10:これが必殺技


「ということで、ちきちき! バレたら皆殺し! 敵基地である『悪魔帝国』潜入ツアーも佳境となりました! 最後の大幹部討伐作戦、どのような結果となるでしょうか。解説の畜生、なんかあれば口開いてもいいぞ。」


「あ、あの。プルモの扱いなんでそんな酷いっプ?」


「ん? 畜生は畜生でしょうが。」



……あ! ごめんごめん、そう言えばちゃんと妖精扱いするとか言ってた気がするね。いや~、私の妖精夜逃げしてからずっと連絡寄越さないクソだからさ。つい妖精全体へのイメージがね? うん。酷いのよ。


まぁ元々『お前らが問題こっちに持ち込まなければ魔法少女とか言う色々狂った存在産まれなかっただろ』という文句もあるけど。



「私はまだいいけど、子供引っ張り出して戦わせてるくせに自分たちは戦えないから後ろでわちゃわちゃしてますって存在は……、ねぇ?」


「あ、う、返す言葉もないっプ……。」


「まぁお前若い個体っぽいし前の世代の奴らが起こした問題をお前に追及するのは駄目ってわかってはいるんだけどね? とりあえず畜生は頑張ってイスズちゃんの好感度を稼いで、名前呼びされるよう足掻いてくださいまし。」



ちなみに『畜生』の次は『俗物』で、その次が『妖精』で、最後に名前呼びだから頑張ってね! ランクアップには3億イスズちゃんポイントが必要だから一生無理だとは思うけど。



「扱いが酷いっプ。」


「っと、作戦決まったみたいだね。さーって。新人ちゃんたちはどんな戦いを見せてくれるのかな?」



本来なら最初の基地にいた幹部と行うはずだった、『強敵との戦い』。けどあいつは私が消し飛ばしちゃったし、想像以上にマシロちゃんの伸びがいい。堅実に伸ばしていくミズキちゃんとは違い、あの子は一足飛びにどんどん登っていくタイプの子だ。


つまりあの時点では幹部級で良かったんだけど、今この時点では大幹部級でようやく強敵になるってこと。二人とも十分覚悟決まってるし、戦士として色々ちゃんと任せられる子になってきている。上の求める要求にはまだ足りないけど、足を止めず確実に伸びていく子と、それに追いつくため乾いたスポンジのように吸収していく子。ほーんと可愛いんだから。


くぅ、若人の成長って早くて怖いわね! いつかイスズちゃん追い抜かれ……、いや流石にそれは無理か。



「そうなってくれた方が嬉しいし私も引退できるんだけど、そんな簡単ではないのはこの12年で見続けてきたからなぁ。」


「あ、始まるっプ!」



そう言われて前を向いてみれば、勢いよく植物を伸ばし始めたマシロちゃん。


蔦が細く頑丈な品種を選んだようで、部屋の中にいる敵にこちらを察知させないままドアを破壊しようという魂胆だろう。そしてその蔦に持ち込んだ他の種を部屋内部に送り込もうとしているあたり、『扉を突破した後』のこともちゃんと考えている。ミズキちゃんの入れ知恵かもしれないが、良い作戦だ。


そしてもう片方のミズキちゃんの方は、腕のバックルからいくつもの光のカードを取り出し、自己強化に費やしている様子。速度増加と筋力増加、基本的な身体強化は勿論、彼女の得意分野である『光』を利用した一瞬だけ自分の姿を違う場所に映し出す幻影系の魔法を仕込んでいるご様子。んで最後に用意したのが……。カード型の剣だね。



「光り輝く光の剣、かっこいいっプ!」


「確かに。でももうちょっと改善できるね、アレ。自分の得意分野である『光』って概念にとらわれ過ぎている。もっと物質寄りにすれば威力も鋭さも上がると思う。帰ったら教えてあげよう。」


「……さすがトップっプ。」



まぁイスズちゃん12年やってるからねー。っと。突入か。


畜生と隠れて様子を見ていると、ミズキちゃんが準備完了の目線をマシロちゃんに送り、植物たちが一斉に動き出す。鋼鉄製の自動ドアの機構が破壊され、解き放たれるどの扉。ちょうどその奥に座っていた大幹部が驚き防御態勢を取ろうとするが……。


それよりも早くミズキちゃん、いや魔法少女ルミナフィルが中へと入りその首を狙う。


即座に敵がその剣筋に合わせ防御しようとするが……、そこで幻影が発動。そこまでその場にあったはずのルミナの姿が掻き消えていき、正反対に出現する彼女の姿。


全力で首に叩き込まれるその剣は、確実に大幹部へと突き刺さり。


両断。



「っし!」


「すごいミズキちゃん!」



地面へと崩れ落ちた敵の胴体と、地面を転がる首。空を蹴り距離を取りながら着地し、相手が動かないことで安堵。息を吐き出しながらうまく行ったことに喜ぶルミナフィル。そして憂いそうに駆け寄っていくマシロちゃんだったが……。


ん~、ちょっと減点かな?



「くくく、くははは ハーッハッハッ!!!!!」


「「ッ!?」」


「首を落した程度で殺したと思われるとは、大幹部の名も落ちたというものよ……、ふんッ!」



ミズキちゃんが綺麗に両断した首が自然と動き出し、笑い始める。


そして先ほどまで倒れ伏していた奴の胴体の方が飛び上がり、直立。その切断面からミミズのような肉たちがどんどんと浮き上がっていく。何でもないようにその大幹部は自身の首を拾い上げ、断面と接着。光によって焼き切れた面がミミズのような肉によって繋がって行き……。元通り、って感じかな?



「知らずの内に、我が基地は壊滅状態。これでは皇帝陛下にお見せする顔すらないというもの。そう考えればこの首を落したこと、感謝せねばならないかもしれん……。しかし、汚名を雪ぎ落ちた名を取り戻すのも大幹部の役目。さぁ魔法少女たちよ、名乗るがよいっ!」


「ちッ! マシロ! このまま続行! 合わせなさいよ!」


「は、はいっ!」


「ぬぅ、名乗りはあげてくれぬのか。仕方あるまい。」



手に持っていた剣を大きく振り、剣圧で二人を吹き飛ばしながら、大きな黒のマントを羽織る彼。


あちらからすれば正々堂々と名乗りを上げてほしかったのだろうが、私達が後輩向けに作っているマニュアルには『相手が何かしようとする前に攻撃しましょう。お話はする必要ないです』としっかり書かれている。つまり対話に乗ってあげる様な子はこちら側も時間稼ぎする必要があるか、よっぽどのお人よしのどちらか、だ。ま、つまり最初から会話の余地なんてないって感じだよね。


さぁ二人とも。ここからが正念場だよ?



「悪魔帝国に仕える大幹部! マ・イヨツ・イゴス! 尋常に勝負!」



……相変わらずというか、コイツらの名前なんか変だな、うん。






◇◆◇◆◇





と言うことでなんか剣を取り出した大幹部との戦闘だけど……。



「いきますっ!」



ミズキちゃんが考えたのであろう作戦通りに、動き出すマシロちゃん。さっきのドア破壊の時に用意していた植物たちの種がどんどんと発芽していき、敵へと迫っていく。最初に使った細めの弱い蔦じゃなくて、街道に生えてそうな結構太めの樹木たちだ。


それが体に巻き付くように迫りくるんだから、結構な迫力だけど……。



「笑止! この魔剣モ・カジに勝てると思うたか!」


「ひ、火が出てますぅ!?」



一気に火炎が舞い、切断されていく樹木たち。


頑張れば魔力で木を強化して耐えることも出来そうなんだけど、まだマシロちゃんはそこまでの技術を手に入れていないようで、ちょっと慌てている。


けれどまぁ樹木で敵の視界が一瞬遮られたのは確かなようで。



「落ち着きなさいマシロ! アンタは言われたことだけやっときゃいいのっ!」


「あ、はいっ!」



少し口はキツイが、そう叫びながら伸ばされた樹木を足場に切り込んでいくミズキちゃん。カード型の剣をより扱いやすいよう柄の部分を伸ばし、両手剣にしながら叩き込んでいく。光の名を冠する魔法少女だけあって、その速度は高1にしてはかなりのものだったが……。


光を遮るように、炎が激突する。



「ほう? やはりやるようだな魔法少女よ! 折角だ、貴様の口からその名を聞きたいものだなッ!」


「うっ、さっいッ!」



受け止められた剣から即座に手を放し、腕のバックルから新たに2枚のカードを引く彼女。即座にそれが剣の形に変化し、双剣へ。敵の懐に入り込むように、動き始める。


しかしそれよりも早く動く、相手の拳。ミズキちゃんの顔面に突き刺さらんとした瞬間、即座に地面を蹴って距離を取る彼女。しかしそこで息を吐き止まる様な魔法少女ではない。ミズキちゃんが突っ込んでいる間せっせとマシロちゃんが伸ばし続け、視界一杯をうごめき続ける樹木を足場とし、再度突っ込んでいく。


……速度に関してはミズキちゃんの方が上だけど、技術とパワーは敵さんの方が上かな? 足場に成りうる木はマシロちゃんが管理してるし、そこからサポートも繋げられそうだけど、どうなるか。



「今ッ!」


「はいっ!」



ミズキちゃんが声をあげ、それまでマシロちゃんが裏で伸ばし続けていた木々が、一斉に敵に襲い掛かっていく。相性のせいか、マシロちゃんの経験不足のせいか次々と迎撃されて行っているが……、彼女が纏う魔力の輝きが、より強くなる。よりエネルギーを注入することで、燃やされる速度を上回り成長し続ける木々が、全てを埋め尽くしていく。


そしてその間を隠れながら、確実に接近するミズキちゃん。



「しッ!」


「ぬぅ!?」



首を刎ねても死なないならば、魔力を注ぎ込み内側から破裂させてしまえばいい。


その結論に至った彼女は双剣を背後から敵の両肩に刺し込み、全力で光を叩き込んでいく。悪魔帝国を名乗っている奴らに光をぶつけるのだ。相性的にも問題なく確実なダメージを期待できたが……。


私達の戦いに置いて、圧倒的な出力は全てを凌駕する。



「よい闘志っ! しかしまだ足りぬなッ!」



視界が、爆炎で染まる。


作戦もそこに至るまでの技術も良かったんだけどね。どうやらミズキちゃんの光ではまだ敵を殺し切ることは出来なかったようで、奴の体を中心に、高威力の火炎が全てを吹き飛ばしていく。光の剣を吹き飛ばされ、腕を交差させ防御したミズキちゃんも大きく吹き飛ばされてしまう。無論マシロちゃんが生成した木々も同様で、一気に焼失してしまった。



「み、ミズキちゃんッ!」


「っ、ッう! ま、だッ!」


「やはり良き戦士よ。しかし武器を持たずに戦うのは、いささか無謀と言うのではないか?」



吹き飛ばされた彼女を、何とか受け止めるマシロちゃん。まだ意識は失われておらず、目立った外傷もなく軽いやけどの跡がある程度。しかしながら大怪我をしなかった代わりか、変身が解け元の制服姿に戻ってしまっている。急いでマシロちゃんが彼女を後ろに下げるが、まだ接近戦の経験が薄い彼女では、ちょっと勝ちを取りに行くのは難しいだろう。



「み、ミズキちゃん! 私が時間稼ぐから! みんな! 力を!」



けれど闘志は一切弱まらず、再度懐から種を取り出し急速成長。大量の木々をもって攻撃を仕掛けるマシロちゃん。しかし相性の差はそう簡単に無くならないのか、簡単に剣に纏われた炎で消し飛ばされて行ってしまう。



「たしか……、寡聞にして事実かどうかは知らぬのだが、魔法少女と言うのは一度変身を無理矢理解かれれば、再度変身できるようになるまで時間がかかるのではなかったのか?」


「え!?」



マシロちゃんからすれば、ミズキちゃんが再変身するまでの時間稼ぎのつもりだったのだろう。しかしながらすぐに振り返り、悔しそうな顔をしている彼女の顔を見て、察してしまうマシロちゃん。


まぁそうなんだよねぇ。私達のコスって魔力で作った頑丈な鎧みたいなものだから、一旦壊されると再構築まで時間がかかるのよ。色々と裏技はあるんだけど、どうやらミズキちゃんはそこまで到達してないみたい。このままマシロちゃんに頑張ってもらうってのもあるけど……。


うん、ここまでかな。



「戦う力のない者を襲う趣味はない、其方も変身を解き皇帝陛下の軍門に下るのであればその命は保証し……」


「まじかるまじかる。その必要はないよ。」



隠蔽を解き、二人の前に出る。


うんうん、今日の実地研修はここでお終いね。二人ともとっても頑張りました。確かに勝てなかったのは残念だけど、二人とも平均点以上のすっごい活躍でイスズちゃん嬉しいばかりです。さ、後は二人で仲良く先輩のお仕事を見て学んで頂戴ね♡



「き、貴様はッ!?」


「お、はじめましてちゃんか? んじゃ久しぶりにやっとくか。」



後輩の前だし、くっそ恥ずかしいけどちょっと気合を入れまして、っと!



「マジカルマジカルきゅるるんぱ! みんなのハートを絶対キャッチ! 最強魔法少女『マジカル☆イスズちゃん』が制服姿でただいま参上! わるーい悪の悪者たちは、ぜんぶまるっとイスズちゃんがお家に帰してあげるぞ♡」


「「……ぅわぁ。」」



そこ後ろ。先輩が体張ってんのにうわぁとか言わない。



「くっくっくッ! クァーハッハッ!!! これは僥倖ッ! いずれ相まみえたいと願っていた最大の敵にこんなところで出会えるとはッ!!!」


「あ、イスズちゃんのファン? サインとかは事務所通してね。その前に殺すけど。」


「我が剣技っ! どこまでやれるか試させてもらうとしようッ! 我が名はマ・イヨツ・イゴスッ! 尋常にィ……、勝負ゥゥゥウウウウウ!!!!!」



その瞬間、奴が持つ魔剣から強烈なエネルギー。


おそらく自身が持つ最大の技を、イスズちゃんにぶつけようとするつもりだろう。真っ赤に灯っていた火炎たちが一気に黒く染まり、爆炎と化す。二人と戦っていた時とは比べ物にならないほどの火力が、そこに集まっていく。そして。



「爆・炎・魔・斬・波ァァァアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



私に向かって、放たれる火炎の斬撃。


この部屋の天井や壁が耐えきれず蒸発し始め、一気に世界が黒く染まり焼失しそうなほどの威力。軽く一万度くらいは超えてそうだし、確かにマシロちゃんやミズキちゃんでは喰らった瞬間に蒸発しちゃいそうな結構な威力だ。それは認めよう。


……でもさ、イスズちゃんにこの程度で勝てるとか頭わるいの?


かるーく中指と親指をつかい輪っかを生成。デコピンの構え。



「えい。」





「「「…………は?」」」




ぴんっと撥ねてみれば、一気に消し飛ぶ黒炎たち。ちょっと力を込めすぎてしまったのか、デコピンの直線状にあった敵の方が、綺麗な円を描くように抉られてしまっている。


あちゃ、炎だけ消そうと思ってたのに。失敗したなぁ。


まぁいいや。



「んじゃ、イスズちゃんの番ね~。」



敵にバイバイの意を込めて軽く手を振った後、きゅっと握りしめる私の拳。即座にこの空間にあの日本キチネキの魔法を展開し、この一帯を隔離し準備することで“世界への衝撃”を極端に減らす。


二人はもしかしたら、私の代打に入ってくれるかもしれない子たちだ。二人でえっちらおっちら頑張るのもいいけれど、ちょっとだけ上を見上げて欲しいつもりもある。と言うことで私が高校1年生ぐらいの頃にもう出来てた必殺技。その手加減バージョンを見せてあげることにしよう。


握りしめる拳に込めるのは、極大の魔力。


描くイメージは、この宇宙の生誕。



「ま、待て! なに、何をしようとしている! そ、そうだ! ここは会話! 話し合いをしよう!?」


「話し合いなんて野蛮な。ここは穏便に暴力で♡」


「ひ、ひぃぃぃいいいい!!!」



確かこれ見せた時、アイツはなんて言ってたっけ。


あぁそうだ。


この威力、ビックバン以上。






「マジカル☆ぱーんち」






地球が軽く消し飛ぶ威力の拳が叩き込まれ、空間が割れる。


衝撃が世界を構築する要素を消し飛ばしていき、眼前にいた敵幹部がその衝撃に吸い込まれ消し飛んでいく。


空間どころか時間すら壊した先に待ち続けるのは、完全なる無の世界。


そして一瞬だけ全てを吸い込む黒穴が生まれたかと思えば、瞬時に生成される新しい中心。


その生成によって生まれた衝撃が無を消し飛ばしていき……。


新しいこの世が、生れ落ちる。



「っと、魔力込めすぎたかな?」



けれど私の言葉が紡がれた瞬間、事前に構築されていた魔法が起動され、そのすべてが元へと戻って行く。限られた世界で起きていた宇宙生誕はまるで時間が巻き戻るように世界の姿が正されていき、気が付けば全部完全な元通り。


多分日本を部分的に壊したからってことで、ネキのデメリットが起動して魔力と血液が逆流している気がするが、気合で元通りにして完治。う~ん、久しぶりに本気でぶっ飛ばしたら気分爽快って感じ!



「はい、お終い。楽しんでもらえたかな~。」






ーーーーーーーーーーーーーーー







〇悪魔帝国


壊滅したので軽く解説。


妖精が住む妖精界と似たような世界。悪魔界からやって来た精神エネルギーによって動く生命体たちの帝国。皇帝が武をもって悪魔界を統一し、人間界に攻め込んだが魔法少女たちに邪魔されていた。イスズのことを警戒して対魔法少女の技術を外部から購入したり、日本を中心に地方行政に潜り込んで色々していたのだが、イスズにより『放置しても今の魔法少女たちの糧にならない』と判断されたため消し飛ばされた。


マイクラでいう経験値トラップが気に入らなかったから解体したイメージ。



〇マジカル☆ぱんち


マジカル☆イスズちゃんが持つ必殺技の一つ。必ず殺す技なので、喰らったら死ぬ。例外はない。


必殺技の中でも威力調節が可能な便利技、今回は未変身のまま使用したので今回の威力は小規模で収まっている。ただそのまま放つと最低でも地球が消し飛ぶので、使用時には例の日本結婚ネキが作成した魔法を使用しなければならない。


……なんで生物学上ホモサピエンスな彼女がビックバン引き起こせてるんですか???


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る