第1章ー魔少女の咆哮ーその7
その7
麻衣
うちら大河原高の1年4人組は、早速、チーム作る”資金集めのバイト”に奔走した
当然、勉強や部活そっちのけで
しかも、かなりヤバイ”活動”続けてたもんで、既に相和会に目をつけられてたらしい
で…、その日、”順番”だった久美が”コト”を済ませてラブホから出てきたとこで、奴らに捕まった
道路脇で見張ってた私らは、とりあえず逃げたが待ち伏せされてて…
あっさり囲まれてね
そのままコワ面の男たちに捕獲され、車で廃屋状態になってる工場に連れられたんだ…
...
薄暗の中…、そこには、6人の男達がいた
いずれも相和会の連中らしき、チンピラと幹部っぽい大男が一人だったよ
向こうからすれば、縄張りを汚したけしからんガキどもということになる
で…、女子高生4人が”こんなトコ”に連れ込まれたんだ
その後どういう展開になるかは、みんなわかりきってる
久美なんかもう、泣き叫んで詫びいれてるし
まあ、私らは猛獣の檻に放り込まれたウサギだった
...
気が付くと…、私の目の前は”真っ赤”だった
明らかにそれは”人の血”…
ガラスの破片を握ってる私の左手も真っ赤に染まってる
夢中だったから頭が混乱してたけど、何が起きたかは把握できてた
概ね…
...
この私は目の前の相手が誰だろうと、簡単には屈しない!
強○されそうになれば、絶命するまで暴れるてやるさ
で、廃工場だから、それなりの”モノ”が転がってたってわけだ
とにかく、そこは阿鼻叫喚、修羅場、地獄絵図…
文字通りの状況が展開してた訳!
私は毟り取られた下着を手早に纏い、わりと冷静だったけど…
あと、馬美も割かし…
一方、素っ裸にされてた久美とサチコは、錯乱状態だ
どうやら私がガラスでぶっ刺したのは、大男の幹部みたいだ
チンピラたち、慌てふためいてるし…
私は髪の毛をわし掴みにされ、慌ただしく外へ連れ出されると、そのまま車で”連行”だ
他の3人は別の車に乗せられたけど、どうやら”行き先”は違ったらしい…
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