【名前が悲劇を生む】知らなかった!生まれた赤ちゃんが背負った不幸とは?

@tataneko

【名前が悲劇を生む】知らなかった!生まれた赤ちゃんが背負った不幸とは?

平成の中頃、キラキラネームが流行し、読み方が分からない名前が急増しました。個性的な名前は、子どもへの愛情表現ともいえますが、子どもにとっては正しく読んでもらえないため、困ることも多いようです。


キラキラネームではなくても、親が知らなかったせいで、生まれたばかりの赤ちゃんに不幸を背負わせてしまう名前があります。


以下に挙げるのは、現代では難読漢字とされることもありますが、かつては常識として通用していた、一般的な読み方のある熟語や名詞です。


しかし、日常的には使われることが少なくなったので、両親や名付け親が本来の読み方を知らなかったというのは、子どもにとっては不幸としか言いようがありません。



【心太】

メンタルが強く、頼りがいのある、心が太い人になって欲しいと願って「心太(しんた)」と名づけられた男の子がいます。

しかし、「心太」は一般的には「ところてん」と読みます。


「ところてん」は、テングサを原料とする食べ物です。冷やして三杯酢でスッキリと酸味で食したり、関西では黒蜜をかけてスイーツとして味わいます。


芯のない軟弱な人ではなく、夏が似合う爽やかな人に成長して欲しいですね。


【海月】

「みづき」という名前にしようと「海月」と漢字を当てて、名付けられた女の子がいます。

しかし、「海月」は一般的には「くらげ」と読みます。


美しいクラゲもいますが、刺されて痛い思いをした人もいるでしょう。厄介者にならず、愛される人に成長して欲しいですね。


【海星】

広くて大きな「海」と、夜空にキラキラと輝く「星」を組み合わせて、「海星(みほし)」あるいは「海星(かいせい)」と名付けられた子がいます。

しかし、「海星」は一般的には「ヒトデ」と読みます。


「ヒトデ」は、海で見かける平たい星型の姿をした生き物です。見た目は、ややグロテスクで、漁業に被害を与えるため「海のギャング」の異名を持ちます。


少なくとも「ひとでなし」にはならないで欲しいですね。


【心音】

「ここね」という、可愛らしい響きの名前にしようと「心音」と漢字を当てて名づけられた女の子がいます。

しかし、「心音」は一般的には「しんおん」と読みます。


漢字だけを見れば、医学用語のようで名前らしくないですね。個人的にはひらがなのままで良かったのに、と思います。心臓の音ではなく、心の声に耳を傾けられる大人になって欲しいですね。


【ゆな】

「ゆな」も可愛らしい響きの名前といえます。

しかし、江戸時代には、銭湯で接客する女性を「湯女(ゆな)」といいました。その接客サービスには、売春も含まれていました。この歴史的背景を知っていれば、名前にはふさわしくないと思うでしょう。


歴史や文化に詳しくない人でも「千と千尋の神隠し」を見たことがあれば、「湯女(ゆな)」がどういう存在なのか納得できるかもしれません。


しかし、「由奈」や「優菜」など、普通の名前として定着しつつあります。気にするのは、歴史好きなオジサンだけかもしれませんね。


熟語や名詞として、一般的にはその漢字をどう読むのか、また、特別な意味のある名詞ではないか、少なくとも赤ちゃんに名前を付ける前に、検索した方がいいと思います。


また、グローバルな視点からも、外国語で変な意味にならないか、確認した方がいいでしょう。


元F1ドライバーの鈴木 亜久里(すずき あぐり)さんの名前は、発音次第でいろんな意味があります。

「アグリ」は、英語では「agri(農業の)」という意味があります。

また、「アグリー」には、「ugly(醜い)」と「agree(同意する)」の意味があります。

自己紹介するたびに「私は醜いです」と言うことになってしまいます。また、名前を呼ばれたと思って「Yes」と言ったら、同意したと勘違いされるかもしれません。


思いや願いを込めて、じっくり考えた名前が、子どもを不幸にしないように、しっかり調べましょう。

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