「世の中、言葉は絶対である」をストーリーに当てはめると…
- ★★★ Excellent!!!
・ニコニコ笑い、丁寧すぎるほど敬語を使う。
・それなのに相手は胡乱を感じ取ってしまう。
そういうキャラが好きな人はぜひ読んでみてください。オススメです。
死体処理を生業としているモリールは、多額な請求さえ払ってくれれば、どんな死体も跡形なく処理してくれます。
今回も依頼を受けて小さな死体を処理するのですが、ところどころで不穏さを感じます。
それに、清掃してはいおしまい……で済むとは思えないのです。
そして「請求」を読んで嬉しくなりました。
本領を発揮されましたね。
モリールさんがかっこよくなります。
ただの胡乱な人ではなくなります。
「それでもこちらは条件次第ではガマンしてさしあげます」な態度がカッコいい!
もしかしたら彼は当然のことを言っているだけなのかもしれません。
そうだとしても、「思っているだけ」と「言葉にする」は天と地ほどの差があります。
また、「言葉にだす」ことへの責任も、物語を通して身にしみました。
言葉として形にする責任。
そして、その言葉を言わせた責任。
いま一度考えてみてください。
そんなメッセージを感じました。